今日の星見
昨夕、「坂の上の雲」第8巻を再々読。ちょうど日本海海戦のところです。
午後7時半に読了、引き続き将棋順位戦B1で羽生九段が負ける所を確認して、就寝。
午後11時半にアラームが鳴って外を確認した段階では一面の雲。
午前1時半段階、星が見えだしているのを確認。
この時に午前3時ごろからの星見を想定すればよかったのですが、アラームを午前4時に
設定して再度就寝。
左から、
ほうおう(鳳凰)座のナイルアルザウラク、「船の明るい星」という意味の2等星
みなみのうお座のフォーマルハウト、「大魚の口」。1等星で日本からでも見えます
土星、双眼鏡では輪は確認できませんが、横に伸びているところまでは見えます。
みずがめ座のサダルスウド、「幸運中の幸運」。3等星。
ナイルアルザウラクとかサダルスウドという星の名前はアラビア語に由来しています。
星座の多くはギリシア神話に基づいています。
なぜアラビア語由来かというと、一つにはこれらの星はギリシアからだと地平線の下の星
で見えなかったということです。
また、中世、天文学を大きく発展させたのがアラブのイスラム王朝だったことと、アラビア人たちはアフリカ東岸等で航海を重ね、南天の星の知見が豊富であったからです。
これが一夜明けた朝6時ごろの空。多分、上記の星空写真の時点でも、こんな感じで、
雲はあるものの部分的に開けた場所があり、そこには星空があったということになります。
いつもの「後悔先に立たず」で、夜寝る段階で雲が出ているのなら、まずは寝ることに
注力し、午前2時頃に起き出して、電視観望する体制を取ることが重要のようです。
朝4時頃だと、もう夜空は白々と明け始めているので、双眼鏡で眺めていても、どんどん
背面の空が明るくなり、夜空のコントラストが失われていきます。
今から望遠鏡をセットしてもなあ、、、と。
左から、レチクル座、とけい座、みずへび座、ほうおう座、きょしちょう座、
ちょうこくしつ座、つる座、インディアン座、みなみのうお座、けんびきょう座、、、、
と並んでいます。
多くが、18世紀の天文学者が、新たに設定した星座です。
レチクルというのは、ファインダーに張ってある十字線(目盛り線)のことです。
天文学者が身の回りにあった科学用具の名前が、星座名になっています。
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