タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

今は雨季、月1の洪水風景

 サムットプラカーン県、、、バンコク都とチョンブリ県の間にある県です。
 スワンナプーム空港がある県です。
 バンコクとの間にあるというと、実は間違えやすく、バンコクの海側をぐるっと廻り込んで、チャオプラヤ川まで達しています。


 そこが大洪水になっているとのこと。
 場所はチャオプラヤ川の突端、デルタ地帯の辺りのようです。

 写真は酷いところしか撮らないので、これが延々続くわけではなさそうですが、
災難の一言。

 バイクが水に浸かっています。これで廃棄されたという話はあまり聞かないのですが、
’排気口に水が入ると、エンジンがかからなくなりますし、土砂等が溜まったら洗浄も
必要なのでしょうね。

 チャオプラヤ川上流にあるチャオプラヤダム。
 記事によれば上流の水が減ってきているので、放流量を減らすというもの。
 逆にいえば、今までは放流量が増えていたわけで、これが下流に洪水をもたらした一つの原因。


 雨季なので上流に降る雨は増えており、許容量を越えれば下流に放流します。
 このダムは農業用のダムで、分水して左右の田畑へ水を供給しますが、勾配が小さな運河
で流しますので、左右の土地も水で満たされることになります。 

 上記のような雨水による増水もありますが、実際は潮汐の影響もあります。
 サムットプラカーンはタイランド湾の一番奥まったところ。潮が満ちてくれば、
川の水位も上昇します。金曜日が新月で前後2-3日は干満が激しくなりました。


 この洪水、政府なり、自治体の努力でなんとかなりそうなものでは、基本ありません。
 雨季に降る雨を減らすことはできませんし、ダムをたくさん作っても、深い谷があるわけ
ではないので、結局、上流地域が水に浸かるだけです。


 地盤沈下の影響もあります。
 地下水をくみ上げを制限しても、時間とともに土地は沈下し水に浸かりやすくなります。


 当然、温暖化で海面上昇は今後とも続くのでしょう、、、
 サムットプラカーンなのか、バンコクなのか、
 あと50年後には杭をたくさん打ちこんで、その上にコンクリート版を張ったような、
人工地盤の上に街ができているかもしれません。