負のうるう秒 2000年問題再来?
高校の地学の時間だか中学の理科だかで、1年は延びていると習った覚えがあります。
「うるう秒」というのが最初に加えられたのがいつだったか忘れましたが、学校で習った
のではなく、うるう秒が最初に実施されたときなのかもしれません。
ともあれ、今までに計27回のうるう秒が加えられたそうです。
1年が伸びる理由として、
① 太陽を廻る地球が宇宙空間で生じる摩擦力で公転速度が減じる
② 太陽が核融合でエネルギーを放出しているのでその分、質量が軽くなり万有引力が
弱まり、公転半径が伸びる
1年が伸び、1年は365日なのでうるう秒を加えて1年の長さを調整しますということ
また1日の長さも伸びる傾向にあると習いました。
地球が自転で1周して戻るまで1日掛かるわけですが、地球表面の摩擦、大気圏と宇宙との
摩擦で、地球の自転速度が遅くなり、1周廻るのに時間がかかるようになり、ずれが蓄積
するたびにうるう秒が加わえるのだと。
上記グラフは、地球の1日、すなわち自転に要する時間を表わしていて、最近の傾向では
自転の時間が短くなっている、すなわち自転速度が上昇しているというデータです。
記事にあるように今年の6月29日は、観測史上最も短い一日であったとのことです。
記事では地球の回転軸(地軸)はぶれて運動しており、このぶれが自転が遅くなる理由の一つであったが、最近、地軸のぶれが収まる傾向にあり、自転周期が短くなっているのだという説を紹介しています。
ともあれ、今まで27回も、うるう秒ということで、時間を伸ばしていたものが、
自転が早まることにより、時間を減じて調整することが必要になるようです。
かつて2000年問題というものがあり、1999年から2000年に移る時、コンピュータの日次変換が止まり、地球全体で大混乱が起きる(だろう)というものでした。
「負のうるう秒」の導入は過去に前例がないため、時刻に依存したソフトウェアや
サーバーなど、世界中のITシステムをクラッシュさせる危険性が考えられているようです。
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