タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

写真と眼視

 私が最初に天文をやっていた頃、50年前から天文では「写真」と「眼視」の2つの勢力がありました。


 「写真」は人間の目では見えない天体の姿を努力・苦行して、写真として仕上げること。
 「眼視」は観望とも言って、天体を眼で味わい、またスケッチをして感動を残す。


 半年ほど前に天文を再開して、写真と眼視の境界は無くなったかな?と思っていました。
 50年経って、純然たる眼視派はごく少数になっていました。
 また電視観望という言葉が流行っていて、星雲や銀河など肉眼では見えにくい対象をカメラで撮影してその場で見るというスタイルが一般的になっていました。


 が、依然として、歴然たる境界があるようです。


 写真の人は、
・遠征を厭わない。暗い空を求めてどこにでも行く
・鏡筒や架台に高精度のものを求め妥協しない
・写真を「1枚撮り」することはほぼなく、R(赤)、G(緑)、B(青)、L(濃淡)の4種類のフィルタを使って、時のその割合を変えて写真を仕上げる
・写真を撮ったあとも、時に1年以上かけて現像し、自分の理想とする写真に近づける


 表記はそういう、写真の人、ガチ天(ガチな天体写真)の人が集まるYoutube上の会議です


 +++++
 日本に一時帰国するたびに、天文機材を買いそろえているわけですが、自分は果たして、写真なのか、眼視なのか、、、立ち位置みたいなことをしっかり考えないと、購入しても使いきれないものを買うだけになってしまうので、立ち止まって考えるようにしています。


 まあ自分は、眼視なんですけどね。
・基本、光害地パタヤで星を観ているのでガチな写真は撮れない
・機材は便利お手軽に走りがち
・現像で写真をこねくり回すのは好きじゃない