いつもの月の写真
　半月をちょっと過ぎたあたりで、夜前半は月明りの元での星空観察になります。

　肉眼で1等星が場所がわかっていることを前提に見れば見えるという状況。
　さそり座のアンタレスが見え、これで望遠鏡のアライメントを調整して、すぐ近くのM8干潟星雲を狙います。

　電視観望のディスプレーで見ると、細かい襞が見えますが、記録された画像をみると単なる赤い染みですね。月の影響もあり、数カ月ぶりで干潟星雲が見えたことあって、前半はこれで終了、ベッドで就寝。

　午前2班に起き出して電視観望を再開。オリオン座大星雲です。

　写真は白飛びしていますが、実際に見える画面は淡いピンク色です。
　現時点で、天頂プリズムを使ってカメラを望遠鏡に対して直角に接続しているため、画面は鏡像（左右反対）になっています。

　どうしたらこう赤くなるのかよくわからないという写真。
　M42は赤い星雲ですが、電視観望でホワイトバランスを取った画像でみると、淡い部分には緑色に光る雲が見えます。

　背景を黒色にして、右の方に広がる淡い雲を強調したものですが、淡すぎますね。
　中央部の赤く色が飛んでしまっているところの明るさを抑えて、内部構造が見えるようにした写真です。

　今日はこれから望遠鏡の組み替えです。

　天頂プリズムは眼視用に取り付けたものですが、このまま電視観望すると画像が鏡像となり、星図と見比べる際、頭の中で星の位置を裏返しにする必要があります。
　そこで天頂プリズムを外して、望遠鏡の見口にカメラが取り付く形にします。

　ともあれ、ほぼ連夜、星が見えるようになったので、疲れは溜まりますが、