法律に先立って、未成年等大麻禁止規則制定
タイの大麻使用に関しては、政治の世界で迷走しています。
大麻規制法を制定したいというのは大麻抑制派と大麻自由化派の共通の思い。
でも、規制の範囲方法が違います。
大麻規制派は、「極力規制して、医療目的に限定した使用に限ろう」としています。
大麻自由派は、「大麻弱者(妊婦、未成年)等への規制をするものの、基本自由化」。
大麻自由派がなぜ規制法案に熱心かというと、現段階で国民の意見が分かれており、大麻業者が安心して商売ができない、すなわち、大麻ビジネスに投資しても無駄になる可能性があるので怖くて手が出せないという点のようです。規制法案が成立すれば、その範囲内での商売が自由にできるわけです。
ということで、保健省が暫定的な禁止規則を制定したとのこと。
① 大麻の麻薬部分、花の部分の研究、輸出、販売、または販売したい人は誰でも、関連機関からの許可を得る必要がある。
② 大麻の花のつぼみは、20歳未満の人、妊婦または授乳中の母親、学生には販売できない。例外として、医療スタッフへの販売と医療目的の場合。
③ 自動販売機、オンライン、寺院、寄宿舎、公共の公園、動物園、遊園地で大麻の花を販売や商業広告は禁止。
ただし、保健省の規制では、「20 歳以上の大麻の花の所有または個人的な喫煙を禁止」していません。
タイのアナリストの多くは、
広告とオンライン販売に関する新しい規制は予想されていたもの
新しい規制には驚くべき内容はない
現在開いている何千もの薬局やカフェを閉鎖ことはないだろう
とのことです。
今後タイの国会では、成人に対する嗜好による大麻喫煙が議論されていくことになります
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。