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大麻再び禁止リストに

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 下院議員選挙で第1党、第2党、、、となった反軍部政治派が、共同政権に向けての覚書を作成中。その中で、国民的議論になっている大麻解禁の是非については、大麻を厳しい規制下に置く薬物として再指定するという方向で、決着するとのこと。


 もともと大麻解禁は、政権与党のキャスティングボートを握った少数政党が、政権参画の条件として提示したもので国民の総意ではなく、さらに旧政権与党内にも反大麻勢力はいた中で行われたもの。


 大麻が禁止薬物から解除された後でも、教育省とか保健省、様々な行政組織が各省の権限で規制を掛けているような状況であり、今後、政権が変わり反大麻勢力が多数になれば、「やっぱり戻しましょう、、、」と大麻が規制薬物指定に戻る,,,という流れのようです。


 まあ,禁止となったとしても、公に販売されることはなくなるというだけで、大麻使用は後を絶たないのでしょうが、少なくも大っぴらに大麻の看板を掲げて販売されるようなことはなくなると思われます。


 日本人も含め多くの外国人が大麻ビジネスに乗り出したようですが、その辺は厳しい取締り対象となりそうです。


 なお、先ほど行われたタイの国政選挙では、
 旧政権派(軍部主導)
 その他派(主義主張はバラバラだが、反軍部政治では一致)
 の二つの派で大きく括れ、第一党となった前進党が他の党に呼びかけをして大同団結する動きとなっています。


 また、タイの首相選挙(内閣を組織する人を選ぶ選挙)は国会議員が行いますが、先ほど行われた選挙は下院の選挙で500議席。これ以外に200議席の上院、総数700で行われます。
 上院は旧政権によって選出された人たちなので、当初の予測ではどの政党が勝っても、最終的には上院票が旧政権派に上乗せされて、旧政権がそのまま実権を握るとされていましたが、「国民の支持は政権交代にある」として上院の中から選挙で選ばれた反軍部政党に首相選挙で票を投じるという人たちも出てきて、現時点での勢いとしては次期内閣/次期首相は反軍政で決まりのようです。