乾期なのに
今タイは寒季ですが、ルードゥーヘーンといって乾期という表現もあります。
今日のSNSはパタヤと南部プーケットでの大雨の報道がずらり並んでいます。
Heavy rain wreaks havoc in Pattaya, damages tourists' vehicles - The Pattaya News
上記は線路沿い道路で洪水の中にスタックした観光客の車。
記事によれば30-100㎝の水深を記録したとのこと。市内でも冠水。
https://twitter.com/The_PattayaNews/status/1592551232350355456
https://twitter.com/The_PattayaNews/status/1592545240959049729
上記動画は、南部プーケット、パトンビーチでの洪水。
ところにより50㎝以上が冠水しているようです。
直近の天気図です。赤い2重線がタイマレーシア国境付近にあり、「L」低気圧の通り道になっています。上層の風を見てもこの辺りに渦が巻いており、低気圧が順次通過している姿が見てとれます。プーケット辺りの雨はこの低気圧の通過によるものです。
上図天気図ではパタヤ辺りから北部タイにかけては低気圧もないので、なぜ雨が降るの?と思うわけです。ヒントは日本からタイに伸びる赤い線1012HPaの線です。
日本ではこの赤い線上に低気圧が並び雨を降らしています。
タイだと、赤い線の上下に見える青い等高線は北側が1014HPa、南側が1010HPaです。
この1010~1014HPaの間の等高線が間延びした形になっています。要は大気圧差がないわけですが、ちょっとしたきっかけで部分的に小規模な大気圧差が生じ、これが雨が降る原因となっているようです。
この間延びした等高線は、ひとえに中国奥地の高気圧が弱まっているためなので、これが強くならない限り、ここ1週間程度、パタヤの天候も寒季らしい安定した天気にはならないようです。
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