タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

ファランポーン駅 結局廃止にならず

 現在、バンコク市内中心部にあるファランポーン駅から発着している列車のうち、長距離列車を中心に新設されたバンスー中央駅に発着場所が変わるとのこと。


 バンコク市内の国鉄は道路と平面交差で、朝夕を中心に自動車交通の渋滞の元であり、また列車側も信号制御で交差点を通り過ぎるので、時により10分程度のダイヤにない停車があるなど、双方にとってデメリットのある状況でしたが、それが幾分緩和されるようです。

 ただし普通列車や近郊列車を中心に、依然としてファランポーン発着が残るとのこと。


 ファランポーン発着の列車の全てをバンスー中央駅に移すというのは当初からの計画で、それによりバンコク市内の渋滞を緩和しようとした非常に大きな交通体系の肝なわけです。


 タイ国鉄としてバンコク市内中心部の土地利権を持っていたいという思惑
 ごく少数の鉄道ファンの嘆願や哀愁
 実際にはほとんど利用者がいないのに利用者が不便をきたすという根拠で、
無用の長物と化したファランポーン駅とそこに伸びる鉄道用地が残ってしまうわけです。


 結局、それが一部であれタイの世論の結果なので、私がグダグダ文句を言う筋合いはないのですが、バンコク市内の交通網には日本人の巨額な税金がODA/低金利融資としてつぎ込まれているわけで、なんかおかしいんじゃない?と一言、言いたいところであります。