海上10㎞のラン島をバリハイふ頭越しに見た風景。
　すっきりしない、靄った景色です。

　いつも、望遠鏡の照準を合わせるラン島の景色ですが、白濁しています。
　風は海風があり、いつものパタヤなのですが、空気は？

　これはタイ気象庁発表の天気図で、これを見ると、中国奥地の高気圧との間に低気圧が挟まり込んでいて、タイ付近では等圧線が縦になっているため、中国奥地からの冷たい風が流れ込まない状況になっています。

　これは上層の風の向き。
　パタヤ近辺の風は、南シナ海からベトナムカンボジアタイ東北部を経てくる風で、「冬の風」ではありません。
　結果として冷え込みはありませんが、湿った空気で埃を吸い込みエアロゾルとして滞留し、夜になると雲になるという感じのようです。

　タイ全土の空気の状況。
　中国沿岸部の汚い風が吹きつけるタイ北部では赤～紫色。
　バンコク辺りだと自らの汚染と、風が弱いために紫もチラホラ。

　タイランド湾を南に下ったパタヤだと正面に海がありますので汚染は緩和されますが、オレンジ色の空気。､､､そもそも、パタヤには大気質を観測するポイントがありません。