タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

C/2023 A3(Tsuchishan-ATLAS)彗星

  小惑星が地球に衝突して破滅的な被害が生じ、人類が滅亡する、、、というのは、映画や小説のネタになっていますが、現実、地球に接近した小惑星についてのニュース記事を目にすることも多くなりました。


 世界の多くの天文台で、なるべく早い時点でこれら太陽系の奥の方から太陽~地球に接近してくる天体を検知しようという活動がなされていて、その活動の一環で彗星が多く発見されるようになっています。


 このC/2023 A3(Tsuchishan-ATLAS)彗星は、2023年のAの月、すなわち1月に発見された3番目の彗星です。


 今年1月9日に紫金山天文台/南京で発見されたものですが、その後、追跡観察が行われず、一旦、リストから削除されたもので、これと独立に2月22日に南アフリカ/サザーランド天文台の「小惑星地球衝突ラストアラートシステム」で推定等級18.1の小惑星物体として検出され、彗星として確定したものです。

 今は便利な世の中で、ネットを検索すると、この彗星の地球への接近状況がリアルタイムで確認、最接近情報も入手できるようになっています。
 上記は今日の状況、太陽最接近の状況、地球最接近の状況がデータとして示されています。

 この彗星、ずい分と遠くの位置で発見されているので、1年後でもまだ13等級と暗く、パタヤの空では望遠鏡を使っても見えるかどうかという感じです。


 ただし、太陽/地球に近づくにつれ急激に光度を上げ、来年の8月には肉眼で確認できる6等級になり、地球に最接近する2024年10月13日には明け方の空にその雄姿を見せ、光度はマイナス0.2等級、尾の長さは約15度という非常に見事な彗星の姿を現します。


 彗星として見えるのはまだまだ先のことですが、来年の夏から秋が見ごろということは、パタヤは雨季の真っただ中で満足な観測は出来ません、、、ということは、南半球のバリ島にでも行こうかと、予定が立てられるわけです。


 何事も、長期の予定が立てやすくなることはいいことですね。