アノテーション 今一歩
アノテーション:注釈の意味ですね、、、
見えている天体に注釈をつける機能です。
プレートソルビングで望遠鏡視野内の天体の像を座標化し、PC内に記憶している天体リストと照合し、恒星像に天体の情報を紐づけします。
まず画角内にある恒星を認識しますが、認識できた恒星の数が少ないと「10個で少なすぎる」みたいな警告が出るので、露出時間を伸ばしたり感度を高めます。
昨晩、天候状態はよくありませんでしたが、一つの視野内で50個くらいの恒星の位置を特定するようです。
「プレートソルビング成功」の表示が出た後に、アノテーションボタンを押すと画面に注釈情報が出て、プレートソルビングを更新するたびに、注釈の位置や内容が変わります。
注釈はオレンジ色で表記され、天体の概略の大きさは円/楕円で示されます。
M42オリオン大星雲の表記が黄色になっていますが、これは別途表示されるリストでM42 の情報を調べているからです。
この表示の仕方はいろいろあるようで、このアドインソフトだと注釈が画像に表示されますが、天体の数が増えるとゴチャゴチャするので、天体名称だけを表示させることもできるようです。
こちらはリストを表示させたもの。
一画面で見えているディープスカイオブジェクト(星雲や銀河など)や恒星がリスト化されて表示されます。
M42の行をクリックして反転させると、右の方にM42の詳細情報が出てきます。曰く、
NGC番号で1976
名称は、M42、オリオン大星雲、、、
座標位置
光度等級 4等級
タイプ 星団+星雲
視半径 90秒
画像中心までの座標距離
、、、、
これはシリウスを導入した画面です。α CMa Sirius Mag-1.14とあります。
おおいぬ座アルファ星光度マイナス1.14等級
実際のことを言えば、電視観望をしている最中に、必要な天体情報は名称だけです。
電視観望中に望遠鏡がズレることがあります。
ズレるといっても望遠鏡視野の半分幅程度の場合が大半ですが、それでも視野から外れてしまうと、再導入は非常に困難です。
この時もシリウスに望遠鏡を向けた時、シリウスは視野に入りませんでした。
ただ左上に見えるNGC2296の表記が視野内に表示されたので、iPadの星図と見比べると右下方向にシリウスはあるはずであり、無事にシリウスに辿り着きました。
今後、アノテーションは目標天体導入の補助手段として使うと思います。
昨晩は風が強かったです。
このΦ102鏡筒をパタヤの強風下で使ったのは昨晩が初めてですが、受風面積が大きく、星は細かく左右上下に揺れていました。
しかし、大きい天体はほぼ見つくしたので、大口径化長焦点化は今後の課題になります。
そろそろ足腰の丈夫な望遠鏡架台が欲しくなってきました。
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