日々発見
天体カメラは「設定温度 -10℃」に設定しています。
天体カメラは置かれている環境の温度で発生するノイズの量が異なり、熱帯パタヤではその気温に応じて猛烈に発生するので、冷却カメラということでCMCSセンサーをペルチェ素子で冷却するわけです。
このところ新しい天体カメラソフト「ASILive」を使っていますが、まだ動かし方がよくわからず、昨晩もソフトを立ち上げたのですが、カメラはしばらく動かず画像処理が全く進みません、、、
しばらく悩んだ後にわかったのは、カメラに電源を入れても天体カメラの温度は、
瞬時に設定温度である-10℃になるわけでやありません。
上の写真、上端の赤い丸の中に現時点でのカメラの温度が表示されていて-10℃、右の黄いろい枠では設定温度が示されていて-10℃、緑色のチェックマークが入っています。
見ていると、冷却パワーが変動しているようで、時に緑色のチェックが外れ-9.6℃とかに若干温度が上昇すると、冷却パワーが強化されすぐに-10℃に復旧します。
画像処理は-10℃に達すると開始され、途中での温度変動で-10℃を下回っても、画像処理が止まることはありません。、、、これがわかって以来イライラすることがなくなりました。
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上記の新しい天体カメラソフト「ASILive」を使ってみて、「ああこれって、ソフトの違いではなくて使い方の違いなのだ、、、」と分かった点。
30秒1枚でドンドン写真を撮っていき、それごとに合成して画像を作り上げていくのですが、1枚一枚の写真はFitsという拡張子を持った画像として記録できるのに、最後、合成した写真はJpegとかPngなどの一般的な拡張子でしか画像保存ができません。
私の感覚としては、星の写真を現場で合成していき、撮影したらその時点で完成、、、と思っていたわけですが、多くの人にとって、現場で合成したものを最終成果としては使わないようです。
1枚1枚の写真は、風で揺れたり、架台の移動歯車が嚙み合わなかったり、飛行機が画面を横切ったりなどなどがあっても、現場ではすべて込々で重ね合せます。
写真としての完成度を上げるにはこういったアブノーマルなものを削除して重ね合わせしたいわけです、、、
多くの人は、天体写真は現場では完成せず、撮りためた写真を別途一枚一枚吟味して、写りの良いものだけを合成させているようです、、、
写真をより分けして写真を合成している自分がいて、ああそうなんだと・

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