バリ島 大小マゼラン星雲
手直な南半球の場所としてバリ島があり、降水量だけ見ると6月~10月が少雨の季節、、、すなわち星見の季節と判断できます。
南半球まで行って星を見るのは、
・タイは雨季で星が見えずらい
・南半球でしか見えない星を見たい
ということで、その見たい天体の最右翼が小マゼラン星雲です。
私たちが住む銀河系に寄り添う形の銀河で伴銀河と呼ばれるものです。
非常に淡い銀河なのでなるべく高度の一番高くなる南中の頃に見たいわけです。
これは星座シミレーションソフトで見たもので、仮に朝4時半ごろまで粘ったとすると何日ごろ小マゼラン雲(Small Magellanic Cloud 、SMC)が南中するかというと8月の初旬ということになります。
上の図には南の線を上に伸ばすとSMCがあり、斜め45度の辺りにLGM(Large Magellanic Cloud 、LMC)大マゼラン雲が見えます。大マゼラン雲の高度は30度ほどで見ごろというほどではありません。
これより前の時期、例えば6月にバリ島に行ったとすると次のようになります。
朝4時半ごろまで粘っても、小マゼラン雲が高度低く見える程度で大マゼラン雲はまだ地平線に隠れています。
これらから言えることは、大マゼラン小マゼランを見るのなら8月~10月がよく、タイが雨季に入った6月頃はかろうじて小マゼラン雲が低い高度で見られるだけ、、、となります。
ちなみにこちらが、タイが雨季に入った6月にバリ島に行ったとして、午前零時ごろに見える星空になります。夏の銀河が仁王立ち、、、という感じで見えるはずです。
タイで星が見えないときに、星空を見に来たと思えば、それはそれで満足できそうです
現時点での目論見として、
・5月一時帰国でバリ島遠征機材を日本で調達する
・早ければ6月には第1回バリ島遠征を行う、、、
6-7月の新月期に予行演習。
8月以降に大マゼラン小マゼラン雲を狙う、、、という感じでしょうか。
なお、バリ島よりもっと南、例えばオーストラリアまで行けば、大小マゼラン雲の高度は高くなるので、6月でも見られないわけではない、、、という感じになります。
ただ移動が大変ですし、空港があるのは大都市で、そこから離れないと暗い空はなさそうなので、現時点ではあまり考えていません。
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