タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

自動導入できない、、、の何となくの解明

 昨晩はこのセットで惑星状星雲や輝線星雲を撮影。
 最初、どうやっても自動導入できませんでした。


 自動導入はプレートソルビングという技法で、赤道儀が目標天体の概略方向に動いたのち、カメラが写し取った星空とアプリが記憶している星の配列を比べ、誤差を読み取って順次目標天体に逐次移動していくというものです。
 インプットするデータはカメラ機種と望遠鏡の焦点距離です。
 カメラのセンサーサイズと焦点距離で視野の大きさが変わるので必須データです。


 この望遠鏡のもともとの焦点距離は600㎜ですが、クローズアップレンズを挿入して焦点距離を短くしており、地上風景で検算して400㎜位の焦点距離になっているハズでした。

 結局、見る対象を色々変えて原因を探りましたが、ある時点で自動導入できるようになり、その時にセッティング状況を確認すると焦点距離が477㎜になっていました。


 この焦点距離が自動的に切り替わる現象はΦ203でも起きており、0.7倍レデューサを使用して計算上は1422㎜なのですが、自動導入後のアプリでの表示は何度やっても1477㎜に切り替わっていました。


+++++
 ここからは推測ですが、
・アプリは使用者が入力した焦点距離を元にプレートソルビングを開始するが、実際に計測した画角に合わせて焦点距離データを変え、以降の自動導入はその値を使う
・入力された焦点距離データが、アプリが認識する星の位置と大きく乖離する場合、自動導入できないままプレートソルビングが終了する


 ということなのかもしれません。


+++++ 補足

というサイトがあり、昨晩撮影したオリオン大星雲の写真をもとに、アプリが表示した焦点距離477㎜でインプットしてみると、撮影データ通りの画角になっていました。