ソンクラーン祭りを4月1か月間に延長?
タイは「タイのソフトパワーは世界の人を惹きつける」という考えがあるようです。
一種の国威発揚であり、愛国心を持つようにタイ人を啓もうする意図があるようです
一つにはタイが固有に持っているものを世界に売り出せば競争相手はいないし、元手もタダだし、、、観光資源として今以上に盛り立てようという考えです。
タイ政府の委員会が、4月の水かけ祭り=ソンクラーンを1カ月間に延長しようと提案。
ソンクラーンはタイ政府の公休日としては3日間、通常前後の休日合わせて5日間程度の期間、タイ全土で開催されます。
これを1カ月間に延長するというもの。
ソンクラーンは仏教行事で、外国人になじみのある水かけはあくまでも付随するものですが、なぜ水をかけるかといえば、単純にこの時期のタイは暑いからです。
暑い時期は仕事せずに祭りに参加してだらりと過ごそう、、、という提案。
提案しているタイ貢献党は、以前農民のコメを市場価格より高く買い上げて農民票を得ようとしたこともあるポピュリスト、ばら撒き政党なのでこの政党らしい提案といえば提案
記事では1か月間、丸ッと延長するのではなく、タイ各地で開催時期をずらして、4月であればタイのどこかでソンクラーン祭りが開催されているという状況を作り出そうというもののようです。
ソンクラーンをたんに水掛けと考えるのなら時期をずらして遊べばいいのかもしれませんが、4月の満月の日、昔ならタイの正月であった行事です。
たとえば、日本で正月に一斉に休むのではなく、九州は12月中旬、北海道は1月末に正月を行えというようなもの、、、
日本人界隈のSNSを見ていると、ほぼ全面的に反対の様相。
タイで工場を運営していると、一斉休業であればマネジメントできるが、各県でバラバラに休むようになると工場の生産調整ができなくなるという主旨。
それでなくても長期休暇の後、工員たちが工場に戻ってくるのはバラバラなようで、工員の出身地ごとにソンクラーン休暇がばらけると、工場がいつまでも休暇気分で生産効率が低下するという懸念もあるようです。
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