一時帰国 復路の読書
復路はすべて天文系の本10冊を読んで、内8冊を読了。
一番骨っぽい本が、「宇宙はなぜブラックホールを作ったのか」という本でした。
専門は「銀河」という大学の先生が書いた新書。
新書なので一般向けに平易に書いてはいますが、一度読んだだけだと理解は?
まあ流れはつかめたという感じでした。
実は高校生の頃、天体気象部というクラブに入っていて、「ブラックホール」という部誌を作っていました。当時、ブラックホールというものを理解していたわけではなく、先輩から引き継いだ名前だったのです。
今、ブラックホールについていろいろと勉強すると、私が高校生の頃、ブラックホールはまだ理論上の天体で実際に観測されてはいませんでした。
ただ私が高校生だった1970年代に観測技術が進歩して、未知の天体が見つかって「なんとなくこれがブラックホールなのでは?」と推定されるようになったようです。
ブラックホールは宇宙開闢当初から存在していたものではなく、出来方はいろいろあるのですが、世代でいえば宇宙第二世代以降の天体です。
多くの場合、非常に重たい星が寿命の最終段階で大爆発(=超新星爆発)した後に出来るのがブラックホールになります。
ブラックホールは単体でも存在しますし、強烈な重力があるので星間物質を周囲に集めて、球状星団や銀河を形成します。
我々が住む天の川銀河の中心部にも超巨大なブラックホールが存在し、その重力で天の川銀河が形作られています。
極論すれば、ブラックホールがなければ天の川銀河はなく、星間物質がブラックホール重力によって凝縮されなければ星々の形成はされず、結果として太陽は存在しなかったかもしれないし、太陽の恩恵を受けて人類が住めるような地球環境はなかったのかもしれません、、、
復路含めると20冊以上の本を読みさし、17冊を読了した結果となりました。
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