ロシア反体制ミュージシャン、安全にタイから離れる
タイ当局は、許可なくプーケットのリゾート島で働いていたとしてロシアとベラルーシュの反体制ロックバンド「Bi-2」のメンバーを拘束していました。
逮捕の理由は不法労働です。
海外からのミュージシャンは労働ビザを取ってタイに入国して演奏活動をしなければなりません、、、これは建前です。
実際にビザを取って入国しているミュージシャンがどれくらいいるか不明ですが、タイ中心から離れたプーケットのリゾート島であれば、いろいろな算段でお目こぼしがあり、音楽活動=労働ができるのだとは思います。
プーケットはタイの中でもロシアからの避難民が多いところで、戦争を嫌ってタイに逃げて来たのに、反体制派をみるとタイ当局に告発するロシア人もいたのでしょう、、、
逮捕が明らかになって、人権活動家らはウクライナ戦争に反対したとして迫害される可能性があるため、ロシア本国に強制送還しないように警告したようです。
本件についてはタイの首相が決定に関与したとのことですが、本来であればロシアあるいはベラルーシュに音楽家たちを強制送還するべきところ、第三国イスラエルに向けて国外追放したとのこと。
タイの前政権は陸軍大将が首相であったためか、国連のロシア非難決議にも賛成票を投じないという状況でしたので、新政権になって本件がどうなるのか、ちょっと気になっていましたが、まあ一安心です。
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