タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

タイ国内旅行09 国鉄メークロン線完乗⑤

メークロン駅からメークロン線バンレム駅まで乗車。観光客は一駅目、二駅目で順次おり、終点まで行った観光客は小生一人、乗客10名ほど。まあ、観光客から金をとれば路線維持も容易なのでしょう、保線も軟弱地盤の割に良好でした。
 終着バンレームで降りて、ちょっと迷いながら渡船場所まで歩き、ターチン川を渡って対岸、マハチャイ線の駅マハチャイへ。全線30km、メークローン線とほぼ同じ距離を同じ時間1時間掛けて終着、バンコク市内ウォンウェイヤイ駅まで。終着駅直前までヤシとマングローブに囲まれた熱帯ジャングルの中を走行しました。

最初のうち、沿線は塩田ばかり。低湿地で塩気があって水稲は出来ないのでしょう。往路、ミニバンの中から見ると、沿道で塩を土産物として売っていました。

最後、日本人観光客の一団が下りていきました。ちなみに、ここも駅です。ミニバンが待機しており、これから昼食をとって、バンコクに戻るツアーなのでしょう

がらんとした車内

開発されていない沿線は、ヤシとマングローブ林。熱帯ジャングルです。葉っぱを伐採していないので、列車は葉っぱをかき分けて、ザクザク音を立てながら進んでいきます。

メークローン線、バンコク側端末のバンレーム駅。観光客は小生一人、到着した列車から降りる人はほとんどいません

駅から渡船場まで500m。ちょっと迷いました。

地図を見るとメークローンには税関があり、舟運盛んのようでした。ここターチン川の方が船はたくさん係留されています

南国の川らしく、ホテイアオイの塊が上流から流されてきます。サイゴン川のようで懐かしい風景です。

こちらも市場の中にうずもれるようにあるマハチャイ駅

これまた10B。2等料金。手元資料には、13時15分発の列車にはエアコン車が付いているという話で期待しましたが、車両はやはりエアコンなし。
 しかも駅停車中は、電源が切って合って、扇風機も動いていません。朝から水なしで炎天下を歩き回ったので、車両内でいったん席に着いてから、再度、フォームに降り立ち、コーラ1本、出発する前に飲み切ってしましました。

昼下がり、ガラガラ。写真でもわかりますが、壁は薄汚れていて、人が触れたところだけ汚れが取れています。保線も、メークローン線に比べ、とてもとてもひどいものでした。車両がジャンプするような揺れでした。

1時間かけてバンコク市内ウォンウェイヤイ到着。

メークローン線とマハチャイ線は、民間鉄道として整備され、第二次世界大戦中、国鉄に接収され、現在も、国鉄の一部として運営されています。
 多分、中国資本が作った鉄道のようで、ウォンウェイヤイ周辺は、中国人経営の店が多く残っています。ここはバンコク中心から見てチャオプラヤ川の対岸側で、荷物はここでいったん集積されて、船で対岸側に渡したのでしょうね、、そのあたりのネットワークを中国系が独占して、結果、経済を牛耳っていたようです。

駅ホームから連続して、こんな感じ。床屋食堂各種販売店、、、生活一式がここで済みます。徒歩15分で高架鉄道の駅に至ります。