タイ国内旅行19 ナコンパトム行 ⑬
バンコクモノレールの橋梁
バンコク市内には現在、BTSと呼ばれる高架鉄道と、MRTという地下鉄があります。
ここ数年で猛烈な勢いで、既存路線の延長や新規路線の開通が進んでいます。
以下に示すものはイエローラインと呼ばれる路線で、運営主体はイースタン・バンコク・モノレール株式会社であり、2022年開業目標といわれています。
桁はPCプレキャスト桁で、単純桁で各橋脚間に架設していきます。
この段階ではふらふらするような不安定な構造なので、鋼製部材でがっちりと転倒防止装置が付いています。
双方から向かい合う単純桁は支点上で仮連結されます。支点上はプレキャスト製のブロックが設置され、幅10㎝程度のコンクリートを打ち足して接合されています。
桁側面と桁下面に、支点を挟んで1個づつ切欠きが見えます。PC鋼線を挿入して支点上にプレストレスを導入するようです。構造的には連続合成桁構造になります。
2本ある桁のうち、奥側の桁の支点上から外れたところに、長方形の目荒らしした接合面が見えています。
前の図で目荒らししたところに、現場打で支点横桁ができています。
横桁はこの支点付近のみで、支間中央にはありません。
桁の下面位置に合わせて、鋼製の横梁と歩廊が設置されています。横梁はボルトで止められていますが、本数は一組2本だけなので、歩廊の鉛直荷重を受ける程度だと思われます。
完成した区間です。
パタヤにも、モノレール計画があり、バンコクと結ばれる高速鉄道のパタヤ駅とパタヤ市内が結ばれることとなり、拙宅のちょうど前にCentral Pattaya駅が設置される予定です。イメージはこんなものなのでしょう、、、。
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