タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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90%以上とは

CNBCの健康&科学担当のメグティレルが、ファイザー/バイオンテックのワクチンが「90%以上有効だった」という報道の数字について、コメントしていました。


 条件設定の違いがあるので一概に言えないが、他のワクチンでは以下の「効き目」のようです。
はしか:97%
天然痘:95%
水疱瘡:92%
インフルエンザ:40-60%


 なお90%以上、、、という情報の詳報があって、現在進行中の第3相臨床試験での39000人の中でCOVID19に感染した94名の感染者の割合は、
ワクチンを打った被験者 0.056%
プラセボを打った被験者 0.43%
であったとのことです。


 第3相試験は全世界で実施されており、試験中の平均的な罹患率は1-2%であったようです。


 プラセボの罹患率が0.43%であり、平均罹患率よりは低め。
++ ワクチン臨床試験に参加する人は日ごろから感染対策をしっかりする意識高い系?
++ 試験は「ブラインド」で行われるため、ワクチンを接種したと思い込んで自然に免疫が高まった?


 分析の観点として、
++ 統計的な観点で、ワクチン接種者はプラセボ接種者に対して、真に感染率が低下したといえるか
++ ワクチンを接種しても感染した者の症状は、「軽く済んでいる」状況なのか
など、データがFDAに持ち込まれ、判断されるのだと思われます。


 ともあれ、現時点では94名の感染者分析なのと、平均感染率1%として治験者数39000人なので、最終的にデータとしては最大でも400人分程度。さらにワクチンが有効とすれば、ワクチン投与/プラセボ投与の比率を1:1として、感染者データは200人程度しかないわけです。FDAへのデータの提出はあと2週間程度後のようですので、FDAの判断待ちであることには変わりありません。