タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

タイ国内旅行10 チェンマイ/ラムプーン/ランパーン⑬

ラムパーンから国道11号を30km、途中パラパラ雨に遭遇しながら、「徳の橋・ワットプラサートサンドーン」へ。
 寺は川の対岸にあって、車で行くには6kmほどぐるっと回る必要があり、国道から寺に短距離でアクセスするために竹の参道橋が作られたようです。下は田んぼと河川。時期的には良い季節、よいタイミングであったようで、熱低くずれの雨で田んぼに水が満ち、田植えの真っ最中でした。
 主けたと橋面が竹材でできています。主けた数は6~7本、橋面は割った竹を編んで作っています。本当は1径間に大人〇人など、荷重制限しないとダメだと思いますが、その辺はタイなので自己責任。歩いた感じそれほど大きく撓む感じはありません。仮に足元直下の主けたが折れたとしても橋面の竹網が隣接主けたに荷を分散して、、、リダンダンシーが発揮される(昔、こんなことについて、盛んに議論を吹っ掛けられたな、と)。
 橋を横から見ると2段重ねのところが半分以上の区間あり、旧橋が傷んだので丸っと橋を架けかえるのではなく、旧橋を生かしながらその上空に新橋を掛けたようです。発想が自由だなと感心。
 昔の写真をみると最後の河川部も竹橋だったようです。今は鋼桁と木製床版に変更されています。

英語があるのはここだけ

一旦、3m程の小山に登って下りながら橋にアクセス

正面に見えているお寺への参道。田んぼへ下りられるランプもあります。照明も付いています

分厚い竹を編んでいますので、凹む感じはありません

ここは6主けた。支点で掛け違いになり、錯綜するので、7本主けたの個所もあります

橋の下は畔になっています。橋が架かるまではこのあぜ道を歩いて寺に詣でていたようです。ただ、田んぼに水が入ると歩きずらいわけで、橋が必要になった、、、ということでしょう。ちなみに、ここは桁下空間が取られていますが、意味は不明

ちょうど田植え中。

畦道の線形に合わせて、橋も折れ曲がります

看板の前に立ってインスタ写真

途中の休憩所。朝ちょっと早めなのと、平日なので閉店中。一人女性が写っていますが、スマホをいじっているだけで、店員なのか客なのか不明

よくありがちなスポット

終点部、河川渡河部を奥側から撮影しています。ここだけ角パイプを並べ、木製床版に変えています

終点部、寺の入口

本来は参拝するのでしょうが、先を急ぐのでここで方向転換

昔の写真、河川渡河部も竹の橋でした。

グーグルから借用。相当撓んでいるように見えますけどね。

昔の橋と比べると、床版も桁も、一挙に品質向上。前は単純桁、今は連続桁。床版も竹の編み方がよくなっています。橋脚は家の廃物利用?

上から撮っていますが、旧橋との差は50㎝程度。橋の段差を改良したのでしょうかね