タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

タイ国内旅行 31 マレー半島中部 ㉕

 タイ国鉄、キリーラッタニコム線の鉄道橋。
 現在、タイ国鉄全線完乗を目指していますが、この盲腸線は完乗を目指す人にとって、最難関の鉄道路線です。


 この橋に着目したのは、Googleマップでみたこの写真。
 ほとんど運行する鉄道がないといっても、現役のタイ国鉄の橋ではあります。
 初め見た時、点検員さんの訓練風景かな?と思いましたが、ロッククライミング等の練習風景?のようです。まあ、日本ではありえない光景ですね。

 あまり鉄道橋に詳しくありませんが、見た目、しっかりとした橋のようです。

 点検用の通路が側面にあり、「自由に」橋をゆっくり見ながら渡れます。

 トラス桁鉛直材の腐食です。まあ1~2本、ちぎれても大勢に影響ないとはいえ、こんな感じで橋って腐食するのだ、、、と。基本、水が溜まりやすい箇所で錆びるわけですね。

 主径間の隣は背の低いポニートラスという形式です。

 その隣は、プレートガーダー形式が2連並んでいます。

 プレートガーダーのところで見かけた橋歴板。
 United States Steel Export Company製、1940年と読み取れます。


 米巨大企業であったUSスチール社が作った橋のようです。
 1940年という年号にはなぜかすっきりしません。
 1939年に日本軍がタイに侵攻し、タイには日本進駐を容認する政権が誕生し、形的にタイは、連合軍と対抗する側に属しました。


 考えられることとして、橋の注文はタイ~米国の関係が悪化する以前に行われ、架橋は戦後に行われた、、、という状況。