タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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漢検準1級 表外の読み

https://www.kanken.or.jp/kanken/outline/degree/example.html
 漢検準1級では常用漢字表外の読みの配点は10点、5%の配分で、合格水準は80%なので10個中概略8個程度は読めるようにしないといけません。


① 表内の読みと表外の読みがある
・幼 おさな(い)、いとけな(い)
 「幼い孫」という言葉を読むとき、大概の人は「おさないまご」と読むと思います。
 「おさな(い)」は常用漢字「幼」の表内の読み、すなわち内閣告示「常用漢字表」に示されたものです。


 漢検準1級の試験問題で「表外の読み」を答えよといった場合、「おさな(い)」は✖になります。表外の読みは告示としては示さないものの、一般的には用いられているという読みのことで、幼の表外の読みは「いとけな(い)」です。


 送り仮名が異なればいいのですが、おさな(い)といとけな(い)のように送り仮名が同じで、文脈的にどちらでもOKな問題は注意が必要です。まあ、「おさない」という読みを準1級で求めることはありませんので、その辺は雰囲気で理解しろ、、、という意味なのかな?


② 常用漢字表内と準1級用表外と1級用表外がある
・倹 つづま(やか) つま(しい)
 倹の訓読みとして「つま」の方を覚えていたので、「倹やかな生活」を「つまやかなせいかつ」と答えたところ✖(?)。


 「つま」は答えになく、問題集の答えには「つづま」が正解とされていました。
 調べると、つま(しい)は1級用表外とあり、漢検協会としては1級で学ぶべきものとしているようです。


 この場合、「つづま」でも「つま」でも送り仮名である「やか」に繋がる感じはあります。辞書で調べると「つましい=質素/簡素、つづまやか=地味」と何となく同じ感じ。また「つまやか」は「こじんまりとした」という意味とのこと。
 意味は繋がりそうなので、本試験で✖なのかどうかは、現時点で不明。


・凝 こ(り)、しこ(り)、こご(り)
 「首の付け根に凝りがある」という文章だと、コリがある、シコリがある、どちらも使いそうな感じです。こ(る)は表内の読みなので答えとしては✖。しこ(り)が準1級用表外の読み。こご(り)は1級用表外の読み。問題集ではしこ(り)が正解。


 1級用表外の読み「こごり」は、煮凝りの「こごり」で、辞書で調べると氷が固まるorゼラチンが固まるという時の用法しかなく、肩が凝ったという時には使わないようです。


③ 熟語もある
 種種の品が市に並ぶ。 種種=くさぐさ
 斧の音が打打と響く。 打打=ちょうちょう


 種種。これはシュジュとも読みますが、表内の読みなので答えとしては✖。


 打打は副詞で「かん高い音が続いて響くさまを表す語」。一般的には丁丁を使うようです。静まった部屋で、将棋や碁を、指したり打ったりする時、その音だけが鳴っている時にも使うようです。


 ちなみに以下が、本試験型問題よく出る漢字検定準1級の表外の読みのところの成績。緑が〇、白抜きが✖。

 200問中156問正解、、、78%の正答率(合格レベル80%以上)


 あと1冊問題集をやって、✖だったところを深く調べ、そこを覚えていきますが、この表外の読みは、読書好きなら特段勉強しなくても高得点が取れそうなところなので、漢検が制定する「表外の読み」表を読み込んで、このセクション、全問正解を目指します。