タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

語源辞典を読む ①ウグイスはどう鳴くか

 三省堂の新明解語源辞典を読み始めてちょうど1か月が経ちました。
 まだ112ページです。ちなみに本編は990ページです。


 ベッドサイドに置いてあり、毎日幾らかでも目を通そうとしていますが、バタンキューの日もあれば、Youtubeを見る日もアリと、なかなか前に進みません。
 文庫本のフォント程度の大きさなので、読めはするものの、読むのも疲れますからね、、、
 
 ミステリーだと1時間100ページくらいの速さで読んでいるので、ちょっと打ちひしがれてはいますけど。

 ① ウグイスはどう鳴くか、、、ウグイスの語源


 ウグイスはどう鳴くかって、「ホーホケキョ」、法華経に決まっているだろうと、おっしゃる向きもあるかもしれませんが、ホーホケキョとなったのは江戸時代の頃であるようです。


 名詞、モノの名前はどう付けられるかというと、鳥の場合、聞きなし(鳥の鳴き声を人の言葉に置き換える)が名前になることがあるようです。


 「いかなれば春来るからにうぐいすのおのれの名をば人に告ぐらむ」
 承暦2年(西暦1078年)の和歌だそうですが、「どうして、ウグイスはウグイスと鳴いて人に春が来たことを告げているのか、、、」という意味です。


 ここで、ウグイスはウグイ+スに分かれるようで、ホトトギスとかカラスなどの「ス」と同様に、鳥の名前に着く接尾詞と見なせるので、実際の鳴き声は、ウグイなのかもしれないとのこと。


 すなわち、平安時代の人たちは、ホーホケキョではなく、ウーグイあるいはウーウグイと聞き取っていたようです。


 関連して言えば、日本だと、猫はニャーニャー鳴きます。
 猫(ねこ)の語源はね+こで、「ね」は鳴き声から来たとのこと。源氏物語若菜に「ねうといとらうたげに鳴けば」と猫の鳴き声を表わした例があり、ねうねうと鳴いたから「ね」が名前になったようで、「こ」は親愛を表わす接尾詞だそうです。


 ちなみに、タイ語で猫はメーウで、これも鳴き声から取ったもののように思えます。