タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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タイ 刑事責任の年齢12歳に引き上げられる

 日本の刑法は、14歳未満の者の行為は罰しない旨規定しており、刑事責任を科し得る最低年齢は14歳となっています。


 対して、タイの刑法では10歳未満でしたが、今回これを12歳未満に引き上げる法案が審議されており可決される見込みとのこと。


 これは、
++ 7〜12歳の子供がまだ完全な認知的成熟に達しておらず、道徳的な善悪の感覚を欠いているから。
++ 犯罪を犯した若年者がそれらを繰り返す傾向があり、 彼らが時期尚早に司法手続きにかけられた場合、社会適応に必要な彼らの能力に悪影響を与える可能性があること
++ 年齢引き上げで法的手続きに直面する子どもの数が減り、彼らの行動を矯正すための措置が(結果的に)向上する


 タイのニュースを見ていても、10歳とか11歳の犯罪が報道されることはほとんどありません。


 タイの警察も忙しく、殺人、麻薬取引、汚職、経済犯の捜査等に掛かりきりで、若年層による市場での窃盗などはあるのでしょうが、現実的には見過ごされている、あるいは説諭等で済ませているのだと思います。


 実際、本来なら逮捕、刑務所行きのところを、スクワット50回、腕立て伏せ30回で放免したというニュース、、、軽犯罪を犯した大人に対してですが、、、はよく報じられており、子供たちもこんな形で放免されているのだと思われます。