工場一時閉鎖相次ぐ
The order was posted by the Chonburi Public Relations office last night. The orders conclude, “Many Covid -19 confirmed cases were being found at companies in the Mueang Chonburi district.”
チョンブリ県の県知事命令。
ムアンチョンブリ(=県庁所在地の市)の工場でCovid-19感染者が発見されているため、
感染者を出した工場を一時閉鎖するというもの。
タイのワクチン接種者率は東南アジア諸国の中ではそこそこのレベルであり、
11月から各種規制が緩和されています。
ただし、深くは誰も言いませんが、不都合な真実みたいなものがあります。
バンコク首都圏だけで300万人以上の外国人労働者がいて、
工場、市場、養魚場、農業、建設業、、、タイ人が嫌う単純労働作業に従事しています。
不法入国、不法滞在者も多くいて、陸路国境を自在に出入りし、国内移動もしています。
300万とすれば人口の5%。これらの人が十分にワクチンの恩恵を受けているかは疑問。
工場内にも間接部門等でタイ人社員もいます。
この人たちが単純労働者から感染して、市内生活圏を移動することにより、
市内の感染がなかなか収まりません。
結局、工場でクラスター発生すれば、工場閉鎖、宿舎を閉門、移動を禁止し、
宿舎の中で自然治癒、時間経過するのを強制しています。
これはCovid-19発生初期と何ら変わらない対応です。
タイは周辺諸国の中では豊かな国なので、隣接国から労働者が流れ込みます。
「タイ」という国名は、もともと「自由人」という意味で、その裏には奴隷制があり、
タイ人は束縛されながら仕事をするのを生来嫌うところがあると言われています。
現在、外国人労働者抜きでのタイ社会、タイ経済は考えられません。
外国人労働者の待遇改善を適宜進めていく必要があるのでしょうけど、
奴隷制の名残というべきか、雇用者側にそういった意識が希薄なんでしょうか?
結局、周辺諸国の経済が改善され、それなりの待遇にしないと労働者が集まらない、
そんな状況になるまでは外国人労働者待遇改善はなさそうですし、
その段階において、タイの経済が成り立っているか、大きな疑問ではあります。

このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。