タイ東北部、象使いの出身県ということで有名なスリン県で、2日連続で開催される
　予定の音楽祭が、初日の混雑ぶりを示す動画に議論が巻き起こり、県知事令により、
　改善もしくは中止の指示が出たとのこと。

　タイで一般に社会的距離をとるというと2mごとなので、パッと見て1/4とか1/5の
　入り込みにしないとダメそうで、どうなることでしょうか。

　SNSの時代なので、人の集まりがあれば動画が撮影され、SNSに流れ、
　あまりにもね､､､というものについては、県知事令で強硬手段が出されます。

　もう日常のことのように思える「非常事態宣言」も1年半以上前から出されたまま。
　これに基づく緊急勅令という法令が有効になり、県知事名で私権の制限が可能になります

　私としては、こういう催し物に全く興味がなく、加えて、この混雑でCovid-19 クラスタ
　が発生するなどしたら迷惑千万と考える人間なので、どんどん取止めて欲しいと
　願うばかり。

　タイだと、Covid-19 抑制を司る大臣が、
　「バーやカラオケはレストランとして営業すればいいじゃないか」などと言い出す国。
　レストランなら営業可なので、パタヤでも続々と本来は認められていない遊興施設が
　営業開始をしているようです､､､

　一方で世論調査などによれば、国民の大多数は意識としては抑制的で、
　年末年始の旅行は避けるとか、安易な国外開放による外国人からのO株等の流入に
　恐怖を感じているようではあります。

　タイ政府としては年末年始の海外旅行客を取り込みたいと考えているようです。
　上記音楽祭のような国民の気のゆるみなのか、海外からのウィルスの流入なのか、
　両方いずれかで国内の感染者が一転増えるようになったら、またぞろ閉鎖/検疫強化に
　なるのではないかと、タイ国民はそれが心配なのでしょうね。