今日の星空
ここしばらくの間で、非常にすっきりとした星空でした。
今日のというか、正確には昨晩22時30分なんですが、拙宅バルコニーからの星空。
ブログの写真で、正直どこまでわかるか不明ですが、高度3秒50分の低空にカノープスが見えています。全天で2番目に明るい恒星ですから、非常に低空ですが見えます。
カノープスのあるりゅうこつ座が見え、南十字はあと1時間半で南中高度に達します。
この時間を選んだのは、りゅうこつ座の先端部に光るイータカリーナ星雲を確認するため
イータカリーナとは、りゅうこつ座のη(イータ)星という意味で、昔の人はこれを恒星と思っていたようですが、実際には星雲です。英名だとHomunculus Nebula。ホムンクルス星雲、ホムンクルスとは昔、錬金術師たちが作った小型の人造人間のことです。
残念ながらこの写真だと、イータカリーナを確認できません。
露出1/4秒、ISO1000なので、圧倒的に光量不足です。
この程度まで光の量を落とさないと、街の光に負けてしまうわけですね、、、
露出とかISOを振って最善を求めていないので、もうちょっと手間を掛けても良かったはず、、、と反省しています。
同じ時間の空をプラネタリムアプリでみると、春の銀河が南十字から写真画面の上方全体
に広がっているはずですが、、、さすがパタヤだと、それを広角レンズでは追えません。
イータカリーナの位置としてはここ。
銀河の中なので周辺には数多くの散開星団が見られます。
星はほとんど写っていませんが、単に位置確認のための写真なので。
イータカリーナ周辺の恒星は写真に写っていますが、「星雲」は写っていません。
この写真は固定撮影で、レンズ焦点距離100㎜で星が点に見える2秒で撮影しています。
・固定撮影での2秒写真を何枚も撮影してスタック合成する。
・ポータブル赤道儀で追尾撮影し、ちょっと露出時間を伸ばして撮影する。
乗り掛かった舟なので、明晩以降、上記いずれかで再チャレンジする予定。
上記とほぼ同じ画角。
多分、イータカリーナ周辺の散開星団はもうちょっと写し出せると思います。
ただし、ほの赤く写っている星雲部分は、Hα輝線とSⅡ輝線領域の光に照らされたもの
なので、Sony α1内蔵のフィルターカットで消えている可能性があり、どの程度まで仕上が
るかは不明。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。