観望風景
カメラ用のソフトウェアと、経緯台を自在に動かすソフトウェアの習熟も兼ね、
Φ40㎜焦点距離180㎜の小口径鏡筒で動作確認中です。
最初の晩、机とイス無しで確認作業をしていましたが、態勢的にきついので、
今晩はじっくり腰を落ち着けて作業ができるように環境を整えました。
イスはキャンプ用のもの。常時、自動車に積んでいるものを流用。
机はもともとバルコニー用のもの。足が壊れていたので急遽DIYで補修。
持ち歩くには重いのと、新月期は自動車で夜空のきれいな所への遠征も考えているので、
野外用の机を買おうかと思っています。
机の上には携帯パソコン。CMOSカメラからの画像を見ています。
写っているのは南方向にあるビルの一部。
このパソコンで画像合成を行い、時に数百枚の画像を合成して淡い星団や星雲・銀河を浮
かび上がらせていきますーーー電視観望といいます。
画像を保存してアトで現像処理すれば天体写真にもなります。
手前に置いてあるのはiPad。プラネタリウムアプリが起動していて、空の星と一致させな
がら、次はどれを見るかなどを、その場で検討します。
奥に黒く写っているのが、今回日本で購入したリチウムイオン電池です。
パソコンと自動導入/追尾経緯台へ電源を供給します。
経緯台用に別途、エネループ電池も購入しており、もっぱらPC用電源として使います。
取りあえず設えましたが、有り合わせのものであり、今後、
① バルコニーに電視観望用セットを用意してしまう
② 有線/無線で室内にデータを送って、室内の作業机で観望する
いずれがいいのか。
拙宅バルコニーはパタヤの目抜き通りであるセカンドロードから丸見えで、暗い中、望遠
鏡でゴソゴソやっていると、苦情の元かなとも思い、メインは②でと考えています。
実際、バルコニーは風もありますが、パタヤは夜でも暑いので、セッティングはバルコニーで行うものの、設定が終われば屋内で観望、、、というスタイルにできるよう、資材を調達していきたいと思っています。
とりあえずこんな感じです。 M42 オリオン大星雲。
全く使い方を勉強せずに、手探り状態で撮ったものです。
細かく見ていくと、否、大雑把に見ても、写真として見た時、多くの課題がありますが、
星雲の形にはなっています。。。
Youtubeで遅まきながらShapCapというソフトウェアの勉強をしているところで、
明晩はもうちょっとましな写真になっていると思います。
なお、この前段でSynScanという望遠鏡視野内に天体を導入するソフトを使います。
最初にアライメントを設定するのですが、意外と簡単で、このM42は淡く目視では
確認できませんでしたが、アライメント設定後に、M42にGotoと指示すると、
自動で架台が回転移動してほぼ中央にM42が入っていました。
まったく持って、便利な世の中になったものです。
学生時代、15㎝反射望遠鏡をもって、足尾とか赤城の山に星を見に行っていましたが
一晩で見られる天体の数はほんの幾つか、望遠鏡の視野の中に入れるのに苦労した
ものでした、、、隔世の感です。
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