タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

意図的でない、他人を傷つけない写真は違法でない

 6月1日にタイの個人データ保護法が本施行となり、従前に増して写真に写り込んだ
個人の肖像や車両プレートに網を掛けるなどの処理が目立っています。


 どこまでが適法で、どこからが違法なのかが具体的に示されておらず、メディアとしては
取りあえず安全側の処理をしているようで、これは個人のSNS写真にも波及しています。


 これについては悲喜こもごものニュースも出ています。
 窃盗事件があって、盗人が逃げていくのを写真撮影しようとした人が、法律に触れること
をおそれ足元しか撮影できなかったなど。


 デジタル経済社会大臣のChaiwutTanakamanusornがこういった混乱を収めるために
記者会見を行い、6月1日に本施行されたタイの個人データ保護法(PDPA)は、
権利と自由を保護することを目的としており、
意図的でなく、他人を傷付ける恐れのない写真の撮影を禁止していないと、明言しました。


 PDPAが制定された背景として、個人データの取得乱用を防ぐためであり、
個人がオンラインで取引を行ったり製品を購入したりするときに、
企業が個人データを収集するようになったからだとしました。


 保存されたデータに名前、住所、電話番号、治療記録が含まれていた場合、関係者の同意なしに個人情報を利用することはできません。
 個人データの不正使用が損害を引き起こした場合、使用者は1年の懲役と最高100万バーツの罰金を科せられるということです。


 また他の人を写真に撮ったり、写真が損害を与えることを意図せずにSNS投稿した場合、
誰も間違っているとは見なされないだろうと、大臣は述べたとのこと。