東南アジアで星空が見えそうな場所 ①
今現在、タイは雨季で、たまに雨は降りますが、星空が安定して見える状況にありません
もともと、リタイヤ先としてタイ・パタヤを選んだのは天候がマイルドで、暑くなく雨も少ないという理由でした。
ただ、5月6月とほとんど星空が見えず、星空の見える場所に長期移動してみようかと、
改めて、タイ国内/東南アジアで滞在先を調べているところです。
上記はタイ国内主要都市の月ごと降水量です。
最右欄は総降水量です。
最上段がパタヤ、最下段が比較の意味で東京としています。
薄緑で着色していますが、私自身の感覚として4月まではまあまあ見えたので、
60㎜程度を境に、それ以下を着色したものです。
東京の年間降水量が約1600㎜、対してパタヤが約1100㎜で7割程度。
タイは熱帯で雨が多いという俗信というか思い込みが誰しもありそうですが、パタヤは
雨が少ない土地柄です。
ただし、高々150㎞しか離れていないバンコクだと1650㎜なので、局地的に大きく変わるとも言えます。
上表のソンクラーやプーケットはタイ南部で2000㎜程度以上の雨が降り、気候も熱帯
モンスーン気候に変わるからです。
表をグラフ化したものです。赤い太線がパタヤです。
タイは5月から10月にかけてが雨季で、最初5-6月と終わり9-10月に雨が多くなります。
私自身の感覚として1月から4月までは余りストレスなく星空が見えました。
5月になってほとんど星空が見えなくなり、6月後半になってから星空が見える晩が
幾らか増えました。
グラフを見ると6月(後半)から雨が一旦少なくなり、8月くらいまでこの状態が続きます
9-10月は雨が多く、11月の寒季になって再度、星が見えだすというように読み取れます。
こちらは降水日数でまとめた表です。
降水量と同様に、4月レベルの数値ならまあまあ許容だろうとして、着色しています。
この表だけ見ると、東京の降水日数が最小になっていて、晴れ間が多そうな感じがあり
ますが、東京では冬に積雪日数が8日ほどありそれを考慮する必要があります。
東京が降水日数だけ見ると、梅雨の時期も含め5月-10月でタイ諸都市を下回っています
意外と夜空は日本の方が見やすいのかな??
ということで次の資料。
パタヤは地方ローカル都市なので、日照時間のデータが入手出来ていません。
上表をグラフ化したものです。
これを見ると一目瞭然ですが、タイが雨季の季節(5月から10月)でも、月ごとの日照時間はほぼ全期間、バンコクの日照時間は東京を上回ります。
則ち、晴れ間が多いということですね。
一見、??と思えるグラフですが、簡単に説明しようとすると、熱帯の雨はスコールと言わ
れますが、降るときは猛烈に降り、その後、カラリと晴れあがる特徴があり、雨の降っている時間は短く、結果として晴れ間が多くなるからだと思われます。
++++++
結論として、タイの寒季(乾期)である11月(中旬)~4月(上旬)であれば、
パタヤはタイ国内では星空が見える可能性が高い場所であり、
日常観測はパタヤをベースにして、新月期にカンボジア国境、あるいは高山に遠征して
光害のない場所で星空を楽しむというのが、まあママいい考えなのでしょう、、、。
では、雨季の間どうしようかというのが次の投稿記事。
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