長征5号B再突入予測④ ±1時間で落下地点判明
現時点での落下の可能性がある国々は、
南アフリカ、インドネシア、フィリピン、日本(小笠原諸島)、USA、メキシコ、
エクアドル、ペルー、ブラジル、ボリビア、パラグアイ、南アフリカとなります。
南アフリカが2回出てくるのは喜望峰南方を2回通過するからです。
予測の中央値としては北米大陸西岸、1500㎞ほど沖合となっています。
https://twitter.com/AerospaceCorp/status/1553341144465084416
観測結果で補正された長征5号Bの大気圏突入は、
7/30 17時15分(UTC)±1時間、日本時間 7/31 午前零時15分±1時間
となりました。
落下の可能性のある軌道は計2時間分になりました。
図の見方ですが、
・南米大陸の大西洋側に青い線が見えますが、ここが落下予測時間の1時間前の位置です。
・ここからアフリカ大陸の南端を通過し、インドネシア/フィリピン上空を通過。
・日本列島の約500㎞南方(小笠原諸島付近)を通過、北太平洋からUSA西岸に接近。
アメリカ/カナダ沖合1500㎞付近で、大気圏突入。
突入が遅れる場合、
・北米大陸の西岸を通過、南米大陸を横断。
・大西洋に再び入り、喜望峰南方を通過、インド亜大陸南方沖までの軌跡となります。
若干気になるのは、大気圏突入位置での落下物の落下範囲が、従前予測に比べると、
範囲が広くなっており、軌道から左右500㎞程度の幅となっています。
落下が早まった場合、小笠原諸島上空での大気圏突入となります。
この場合、東京/千葉あたりまで破片が落下する可能性があります。
現時点での予測では、タイ直上軌道に達する前に大気圏突入になるようなので、
タイから長征5号Bの観測は難しそうです。
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