きぼうを見よう(実観測)
きぼうが搭載されている国際宇宙ステーション(ISS)の今回の基礎データとして、
昇り始めは19:44:17、北北西方向、距離 2,334㎞、地平線から出現
最高通過点 は19:49:40、北東方向、距離 466㎞、仰角 62°
地球の影に入って消滅、19:50:24、東南東)方向、距離565㎞、仰角 45°
最高光度 マイナス3.8等級。
地平線から出た段階でパタヤから距離2334㎞の地点にあり、ここから5分23秒かけて
パタヤ上空466㎞を通過、、、速度は約5.8㎞/s。時速20800㎞/hr。、、、ワオ。
、、、ちなみに地球の重力に打ち勝って飛び出すロケットの速さは秒速11㎞/sです(参考まで)
自宅は南天しか見えないので、北天が見える27階バルコニーで観測。
パタヤ上空通過20分前に自宅発。
三脚を縮め、双眼鏡、iPad等を入れて27階へ。
今回の撮影は、カメラは手持ちで撮影する予定で、撮影時には三脚は必要ありません
ただ、ISSを撮るために、無限遠にピントを合わせる必要があり、理想を言えば明るい
恒星、今回の場合はパタヤ郊外の高速道路照明にピントをマニュアルフォーカスで合わせます。
普通はオートフォーカスを使いますが、天体撮影で地上の景色が写ってしまうと、
地上側にピントが合ってしまったり、今回のISSのような微光点だとピントが合いにくい
ため、あらかじめ無限遠でピントを合わせ、このピントを固定して撮影を行います。
ピントを合わせる前に、カメラ上方に取り付けたファインダーの中心と、レンズ中心を
合わせる作業を実施中。
もしかして疑問に思う人がいるかもしれないので説明します。
カメラには∞の印があり、焦点リングを一番端まで回して∞に合わせればいいと思っている人がいるかもしれませんが、大きな間違えです。気圧の変化、温度変化で∞にしてもピンボケになります。このモニターで右端にある鉛直のバーがピント位置を示すものですが、上端にわずかに隙間が空いています。真の∞のピント位置は∞表示の手前にあるということです。
まあ、結局、曇天です。星は一つも見えず。双眼鏡で見ましたが✕でした。
マイナス3.8等級だから、雲を通して見えるかな、、、という一縷の希望がありましたけど。
実際に、月は写真が撮れるくらいなんですけどね、、、月はマイナス12等級なので明るさは全然違うのですけれども。
次回は4日後、南天の空に出現します。
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