タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

昨晩の星見

 午前零時起床。木星のみが見え、他の星は無し。
 午前2時起床、天頂付近に星が広がり、この段階でベランダの庇があって見えないのですが、何となく好転する気配もあり、望遠鏡のセッティングを開始。
 午前2時半から電視観望開始。


 雲の移動と靄の発生で鏡筒をあちらに向け、こちらに向け、、、と。
 最後、4時半ごろ、星は見えるものの薄い霞が全面に覆ってしまい、電視観望で望遠鏡が受ける光のヒストグラムを見ると、ピークが見えないくらい霞に反射した光を拾っているようで、観望終了。

 ベランダから西方向、ビーチ方向はこんな感じ。
 画面に光跡や光のニジミがありますが、すべてレンズの乱反射。


 こんな状況で天体を見ている人って、多分、世界的に見てもほとんどいないと思います。

 ということで自作・望遠鏡フード装着。
 フラッシュを焚いて撮影しているので、前掲写真で明るく光っていたナトリウム灯はちょっと大人しめになっています。


 効果のほどは? 
 もともと望遠鏡にも10㎝程度のフードが付いているのと、電視観望でパソコン上で見ているので、画像ソフトが自動的に調整しちゃうみたいです。ただ、付けているだけでなんとなく安心。

 M45プレアデス星団(すばる)です。
 明るく見える星の周りに何となくボヤッとした雲が見えます。
 プレアデスは6000万~1億歳という比較的若い星の集まりで、星の周りにある星間ガスが主星により照らされているものです。


 全体に緑がかっていますが、本来は青っぽい星たちなので、電視観望としては失敗気味。

 や座のM71 球状星団
 星が疎らに見えるだけなので、最初の頃は散開星団に分類されていましたが、現在での分類は「球状星団」になっています。


 星団には散開星団と球状星団があります。
 散開星団は星の年齢が若く、球状星団の星々は100億年近い老いた星からなっています。
 散開星団の多くは、今まさにそこで星が出来ている場所です。星はまばらに分布していて多くても数百個程度の星々からなっています。


 対して球状星団は銀河形成の初期に出来きた星々からなり、強烈な引力で星々が引きつけ合い、中心部の密度は高く巨大なものだと1000万個以上の星が集まってできています。

 M42 オリオン大星雲
 今日はどこに鏡筒を向けても雲が覆いかぶさり、10分くらい露出をかけたいものと思っても、数分で「スタック合成できない」という警告が出て目標天体をあっちこっちへ動かすこと度々。


 オリオン大星雲本体の臓物というか内部構造がきれいに見えています。
 斜め左上の「ランニングマン星雲」、M42から見て手前側に白い雲が見え、その奥側に黒っぽく走る人の姿が、、、