タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

昨晩の星見

 午前1時半起床。午前3時半まで電視観望。ただし、このところいつものように、雲がないところを狙いながら、鏡筒をあちこちに向けて観望。
 最後はほぼ全面曇り空になって休止→撤収。

 これは電視観望中のパソコン画面です。
 ヒストグラムが出ていて、大きく波を打つ形で、星の画像データが見えています。
 実際には赤、緑、青、白のグラフからなり、最初にパソコンを立ち上げると、赤緑青の波は重ね合わさっていません。


 それを強くしたり弱くしたりしてカラーバランスを合わせていきます。この状態で背面が漆黒になっていますが、これはカラーバランスが取れた状態です。

 画面に写っているのはオリオン大星雲ですが、白く霞んでいます。
 雲が全面を覆っていて、星からの光を遮っている状態です。
 ヒストグラフの方も、市街地の光が雲に反射してそれを拾っているのでしょうが滅茶苦茶です。


 こうなると、写真の重ね合わせもできなくなり、電視観望は休止状態になります。

 くじら座の系外銀河M77。
 どれって?、ほぼ中央の星みたいなものです。
 系外銀河、、、我々の天の川銀河みたいなものです。
 この辺り、系外銀河ばかりで、ブログに載せるためにちょっと無理したので消えかかっていますが、M77以外にも3つの系外銀河が見えます 

 

 Messier77とあるのがM77です。
 PGC+番号は小さな銀河で、上の写真ではほとんど確認できません。
 銀河の中でも比較的目立つのがNGC番号のついているもので、上の方にあるNGC1087、NGC1090、そしてM77の右にあるNGC1055は薄っすら上の写真でも存在が確認できます。
 

 なかでもNGC1055はハッブル宇宙望遠鏡での写真で有名な銀河です
 

 寄り道しましたが、今回の電視観望の対象であるM77。
 6000万光年先の天体で、天文活動を再開して初めて見た系外銀河になります。


 フェイスオン銀河といって、渦巻になっている銀河を真上(真下)から見た形の銀河で、コアが明るく、その周りに薄い縁の部分が見えます。


 望遠鏡は焦点距離400㎜なのでこんな感じですが、今後、もう1本のL=1500㎜の方で見たいと思っている天体です。

 おおいぬ座のC64(NGC2362)散開星団です。


 自分で言うのもなんですが、見事、綺麗です。
 写真の撮り方や現像の仕方に、当たり前ですが工夫が必要のようです。
 背景をキュッと黒く引き締める。
 またトリミングは過度に行わず、広がりの中で星団を見せる、など。 

 おおいぬ座M41散開星団です。
 ガイドブックには「目で追うと明るい星がX字に並んでいます」とありますが、見えませんね。
 この星団は青い若い星とオレンジ色の年老いた星のコントラストが美しい星団のようです。星団本体は若い青い星なのですが、その周辺に赤色巨星という年老いた星が重なってみえ、その色合いのコントラストが美しいようです、、、取り直しですね。 

 はと座 C73(NGC1851)球状星団
 通常、球状星団は100億歳くらいの年老いた星の集合体ですが、この球状星団は青い色をした若い星もある、特別の球状星団のようです。


 我々の天の川銀河の周辺には、小さな銀河・矮小銀河と呼ばれるものがあります。大マゼラン雲も矮小銀河の一つですが、これらが衝突合体分裂した経過の中で、いろいろな星が混じり合ったのだというのが、最近の学説のようです。