昨晩の星見
昨晩は午前2時半にアラームを掛けましたが、前夜、機材不調が幾つか重なり、満足な電視観望が出来なかったことから、目を覚ましながらもベッドの中でぐずぐずし、ベランダに出たのは3時過ぎ。
最初、前の晩、機材不調であったAZ-GTi経緯台に再チャレンジして、同様の不具合に見舞われたため、より軽微な不具合であった卓上タイプのVIRTUOSO GTi経緯台にスイッチ。
ともにタブレットで経緯台を動かしますが、VIRTUOSOでは気分を変えてiPadで動かしたところ、ここ数晩の不具合であった自動導入できるが自動追尾できないという症状が出ず、前晩までは露出時間を長くすれば長くするほど、星が線状に伸びCould not alignの警告が出ていましたが、今回はピタッと一点に止まりました。
気分が乗ってきたので、かねてから実験してみたいと思っていた、総露出時間一定という条件で、1回あたりの露出光時間を変えたらどうなるか?という試みをしてみました。
これは1回あたり2秒の露出時間で150枚の写真を重ね合せ、トータル5分間露出したもの。右に「燃える木星雲」、中央に「馬頭星雲」が見えます。
撮影後の現像処理で微かに写るようになりましたが、馬頭が黒い一つの四角いブロックに見えます。本来だと、馬の顔の下に赤い星雲が廻り込み、頭と首が分かれて見えるはずですが、???
こちらは1回あたりの露出時間30秒、計10枚を重ね合せ総露出時間5分したもの。
前掲の写真と同じ総露出時間で撮影しています。
馬の顔と首がハッキリ見えます。
実際には画像を出すために、撮影段階でヒストグラムをいろいろ触っていて、馬の首を現すために白いノイズが増えたりはしています。
スタッキングの様子を画面で逐次見ていると、時間を追うごとにノイズが減っているのがわかり、この状態を30分1時間と続ければ、画面のザラツキは随分と収まるのだろう、、、とは感じられました。
同様に、従来より一コマ当たりの時間を伸ばしたオリオン大星雲。
一コマ露出を伸ばしたため、オリオン大星雲本体は白っぽく色が飛んでしまっています
反面、右上にあるランニングマン星雲が白地に赤っぽく浮かび上がっています。
今回の主旨として、ランニングマン星雲を見てみたいというものだったので、その意味では成功した写真です。
こちらはいっかくじゅう座のバラ星雲。
同様に写りづらかった星雲ですが、1回あたり露出時間を伸ばしたため、トータル5分程度でも姿が浮かび上がっています。
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