タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

戦場に架ける橋の横の木造橋

 391本の木ぐいを打ち込んで橋は作られたようです。
 小隊を二つに分け、上下流に2隻の小舟を並べ、一つに30人を付け、小舟の中央に杭打機を据え、「ヨイトマケ」で杭を打ちこみ、どちらの小隊が先に川の中央に達するか競争させたとのこと。

ヨイトマケの唄

 右手上流方向に「戦場に架ける橋(鋼鉄橋梁)」が写っています。
 記事には鋼鉄橋梁と同時期に、この木橋も連合軍の爆撃を受け、破壊されたようですが、すぐに復旧されたようです。


 なお連合軍側の捕虜の話としては、「白アリの巣を杭に擦りこみ破壊を企てた」という武勇伝があるようです。

 この向きの写真は初見です。
 上流側に流木除けが立っています。
 これで流木の直撃を免れたとして、橋脚間は狭いですから大雨時にはヒヤヒヤし通しだったでしょうね。


++++追加、上記とは別件

  この写真は初見です
 これは連合軍の爆撃で落橋した部分に、戦時用急速橋梁を使って復旧させたもの。


 落橋した部分は桁3連分ですが、写真を見ると中間橋脚が立っています。
 そして新設の橋脚間には仮支柱みたいなものが見えています。
 もともとは20m支間で、中間橋脚2脚を1脚に換えているので支間長は30mになり、戦時用急速橋梁では耐荷力が足りないので、仮支柱で支えたものと思います。


 以前入手した資料によれば、「昭和22年から24年の間」架けられたものですが、橋脚だけ先に作って、3年近く横河橋梁製作所製を待った理由は不明です