島田さんはSHIMADA富士山はFUJI、何故SIやHUでないのか
最初にローマ字表記を習ったときは「し」はSIと書いた気がしますし、「ふ」はHUと書いた気がしますが、いつの間にやらSHIとかFUと書くようになったと思います。
中学生の頃?定かではありません。
同様に「ち」もCHIですしね、、、
これって、学校の先生になぜSHIと書くか習ったことがありますか?
私は記憶にありません。
ベトナムに赴任して、日常会話程度は学ぼうと、教読本を3冊程度やりました。
プライベートレッスンも週2回ほど。
いろいろと日本語との違いがわかりました。
当初はベトナム語の複雑さに悩みましたが、今は日本語が体系化されていないからベトナム語が複雑に見えるのだと思っています。タイ語も同様。
ベトナム語もタイ語も、発音は最初から最後まで悩み結局満足にできません。
発音に関してだと比較的早い時期にわかったのが、ベトナム語に「し」がないこと。
ベトナム人の発音を聞いていると「ち」になっていました。
タイ語も同様に「し」がありません。
タイ語もベトナム語も「た」は二通りあります、TaとThaです。
有気音、無気音といいますけど。
さて、なぜ「し」がsiでなくshiかといえば、国際的に決められている発音記号であらわすと、日本語の「し」はshiに相当し、同様に富士山の「ふ」はFuになるということのようです。
「ふ」だとPHUかFUという音になり、HUは存在しません。
ベトナム語で頻出する間違えとして、ベトナムの麵 フォー がありますが、これはHUでもなければFUでもなくPHUになります。
英語のHeは「ヒー」ではない-日本語の「ひ」は英語にない音です - YouTube
英語にも同じようなお話があるようですね、、、でもこれも学校では習わないような感じがします。英米人の発音を聞いて、自分で違いがわかる人ってどれくらいいるのでしょう?
有名な平安時代のなぞなぞに、
「母には二たび会ひたれども、父には一たびも会はず」というものがあります。
答えは「唇」です。
平安時代、母はPHAPHAと発音し、現代表記だとパパになるわけです。
発音する際に唇が2回触れあいます。
父はCHICHIで唇が閉じることはないので「会わず」になります。
現代のHAHAという発音は江戸時代ごろに出来たものといわれています。
日本語も時代ごと劇的に発音が変わっているのですが、我々は現代日本人であり、カナ文字を持っているので、ベトナム語やタイ語をカタカナ表記で覚えようとしがちです。
その時に「フ」と書いてしまうとHuという発音になるわけですが、実際にはFUであったりPHUであるわけで、この辺りは日本人である限り致し方ないことなのですけれども。
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