タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

自動翻訳の限界

"เจ้าพระยา" ล้นตลิ่งกระทบ 4,926 ครัวเรือนปทุมธานี
 タイの中部で雨が降り続いており、その下流域となるチャオプラヤ川が増水し、
洪水になるという予備知識があるので、Googleによる日本語訳である
「チャオプラヤーが銀行をあふれ、4926」というのも、
銀行は英訳のbankからの誤訳で、ごく普通に堤防のことだろうと思えるわけです。


 文章として4926で途切れているので、改めてGoogle翻訳すると下記になります。

 4926は世帯数だったのだと。
 ただしこのここでも、銀行となっていて、自動翻訳の限界を感じます。
 また細かく言えば「与えています」ではなく、与える可能性がある、、、だとは思います。

 では、タイ語から英訳はどうなるのかということですが、
英訳の文章を読む限り、まあまあ文意は繋がっています。 

 さらに、英語の文章なら日本語訳として妥当なものになるのか?というのが上記の試み。
 the banksがまだ銀行のままであり、結局、英語⇒日本語の変換が上手くいっていないということがわかります。

 では、Googleより上質の翻訳になると言われているDeepl翻訳ならどうなるかということの確認です。堤防はまだ銀行のままです。


 多分、文章がもっと長くあって、文脈で判断できれば、ディープラーニングベースの
Deepl翻訳なので、銀行とは訳さないのかもしれませんが、単文だとこんな誤訳なるようです。


 ただし、affectingは「与える」となっており、日本語としてはこなれたものになっています。


+++++
 今回のbank ⇒ 銀行という誤訳は、どの言語間でも起こると思われます。


 また、日本語訳が「銀行」となっていることから、タイ語⇒日本語訳の場合、実際は、
タイ語⇒英語⇒日本語というプロセスを経ていることがわかります。


 となると、自動翻訳をする場合、日本語訳で意味をとるより、英語訳で意味を理解するのが良いのではないか、というのが結論として見えてきます。


 実際、私がベトナムに駐在していた時、Google翻訳でベトナム語⇒日本語とするのではなく、英訳で意味を確認してました。英訳で意味が取れないところだけを、ベトナム人秘書に尋ねると効率よくベトナム語文書が読めました。