一番弱い北天の星座
日本の方と話をするとほぼ半分くらいの人が誤解しているのが、北天の星の見え方です
実際、タイのパタヤがどこにあるのか、わからない人が多いのかもしれません。
私は赤道がどこを通っているか具体に指摘することはできませんが、シンガポール辺りを通っている(正確には北緯1.4度)ことは海外に縁のない生活をしていたころから理解しており、当然、タイは北半球にあるわけです。
北半球にあれば、北極星は天空に見え、星は北極星の周りを回りますので、北天の星を理屈的には見ることができます。
パタヤでは北天の星が見えないと思っている天文界隈の人がなんと多いことか、、、
で実際の私自身ですが、パタヤ自宅は南面しており、北天の星を見るのは年に数度の星見遠征だけで、非常に縁の薄い、守備範囲としては一番弱いところになります。
拙宅からだとはくちょう座の首あたりまでしか見えません。
こと座には有名な惑星状星雲リング星雲M57がありますが、北から廻り込んで来てコンドミニアムの壁際ギリギリに出て来ます。これをみるとこぎつね座は見えるようで、M27亜鈴状星雲は見えそうですね、、、時間帯は深夜未明から。
かみのけ座りょうけん座からおとめ座にかけて銀河が多くあり、これらは近赤外で撮影する予定です。
この資料を作るまでケフェウスが老人だと知りませんでした。
こじし、おおぐま、りゅう、トカゲ、ケフェウス、コグマは見えません。
10月末からの寒季は、北側の星空を見るために近傍へ星見遠征をする予定であり、この辺をじっくり見る機会はありそうです。
アンドロメダ銀河M31自宅から見えません。星空が見えるのは10月末以降ですが、アンドロメダ座は秋の星座なのでちょうど見ごろになるはずです。
今回、星座の並びなどを色々調べると「北天の星座」というものはないようですね。北天は春夏秋冬の4つの星座としてまとめられています。日本だと東京で北緯35度くらいなので苦も無く見えるからでしょうか。
拙宅からだと赤緯35度よりも北側の星空は見えない/見えにくくなります。これは前述の通り、南向きベランダで見ているからなんですけれども。
星座の数にして17座ほどをひとくくりにして「北天の星座」と名付けようと思います。
近傍地での北天を見る遠征の際は、これらの星座を主として観ていくことになります。
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肝心の星座+略符を覚えること、北天はほぼ覚えました。
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