タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

朝の実験 ⑤ 改めて外気温に着目

 電視観望での電源消費を検討していくと、冷却カメラの電力消費が大きそうであることがわかりました。
 タイだと熱帯なので、天体カメラを冷却しないと温度依存のノイズが増えます。
 これを避けるために昔は固体二酸化炭素=ドライアイスで冷やしていた時期もありますが、いまはペルチェ素子を使ってマイナス10度(20度)程度まで冷やしています。


 前回までの実験は「朝の」と銘打っていて、基本的に朝(午前中)から長時間になると午後までの時間帯で行っていました。
 当然外気温が高くなりますし、天体カメラに直射日光が当たると冷却素子が冷やすべき温度差が大きくなります。
 余り精度を考えず大まかな傾向が分かればいいとしていましたが、実態に合っていないかな?という感じもありますが、山方面に行けば気温も下がり結果として安全側の検討になりますし、外気温をコントロールできないので、、、、ともあれ、より実態に合うように日暮れ以降で、冷却カメラの電力消費について確認実験。

これは昨晩の状況
一応小型望遠鏡に天体カメラを繋ぎ、PCに繋いだもの
60秒に1枚、カメラからPCにデータを送信する設定にし、冷却温度はマイナス10度。

 昨日書き込んだのは黒い線。比較は水色としてください。
 水色は昼間の線、黒色は夜間の線。
 昼間は摂氏32度程度、天体カメラに直射日光が当たる場合もある,,,という感じ。
 夜間は摂氏28-9度、涼しい風が吹いていました。


 定量的な評価は難しいですが、外気温が低くなりその分、電源消費量は減っています。
 ただし言えることは、設定温度がマイナス10度だとポタ電は5時間強モツことはわかるものの、一晩中モタせることは難しいといえます。


 外気温が30度として冷却温度がマイナス10度だと差し引き40度。
 仮に冷却温度を摂氏零度にすると差し引き30度。
 冷却カメラはペルチェ素子とファンで電力消費されるので、設定温度を変えてもその比率で消費量が減るわけではありません。
 ただし、冷却カメラを一晩中使うものでもなく、途中で非冷却カメラを使う場合もあり、設定温度を変えてどれくらい電源消費が改善されるか、見てみる価値はあると思います。