タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

良い子はマネしないように

 これはSky-Watcher社製Star Adventurer赤道儀についての文章です。
 焦点距離560㎜の望遠鏡(総重量5㎏強)をこの赤道儀に載せるのをマネてはだめよ、ということのようです。
 この記事はオーストラリア日食で限られた機材で撮影を行うという前提で、無理を承知で使ってみたということのようです。


 この赤道儀の良いところは赤道儀駆動のための電源が乾電池8本で済むため、外部電源としてポタ電を用意する必要のない点です。 


 赤道儀の適用については2点観点があり、
・載荷荷重
 赤道儀に載せる機材が重くなるとギアの精度/モータの能力的に過負荷になる
・望遠鏡焦点距離
 焦点距離=倍率なので焦点距離を長くすると倍率が上がり頑丈な赤道儀が必要になる


 Star Adventurer赤道儀の公称載荷重は約5㎏です。
 そういう意味で上記SNSの事例だと重量的にギリギリOKなのかなとは思います。

2023年「天体写真」を始めるならこの赤道儀がおすすめ!Sky-Watcher ”Star Adventurer GTi"を紹介 - YouTube
 一方こちらはSky-Watcher社の日本代理店の方が作成した動画。
 この中ではStar adventurer赤道儀は、焦点距離300㎜位までが妥当で500-600㎜は過負荷であるとしています。

 上記、推奨適用範囲だとこれが使えます。鏡筒重量は2.9㎏、焦点距離は400㎜でレデューサを使うと280㎜。もちろん販売店曰くの推奨範囲はちょっと超え気味ですが。
 ただし焦点距離を勘案すると大きな星雲とか広い画角を利用した星団が対象となり、この鏡筒だとちょっと物足りません。

 これは鏡筒重量4.0㎏、多分天体カメラ等を付けても5㎏以下になります。
 焦点距離は標準で714㎜、レデューサを付けて517㎜。
 重さ的にはOKですが、焦点距離的には厳しめです。
 このスペックでパタヤで運用した実績はありますが、風が強いと三脚が弱かったことも含めブレブレでした。


 難点としては鏡筒が長いので手摺近傍で扱うには取り回しに気を使う必要があります。
 私自身の感覚として、この鏡筒は八方美人でいろいろな天体をそれなりに見ることができますが、どうも中途半端だなと感じてしまいます。

 Star adventurer赤道儀にぜひ乗せたい鏡筒です。
 Φ120㎜焦点距離600㎜でまだ整備中ですが、赤い輝線星雲に特化した鏡筒です。
 鏡筒重量は4.5㎏。天体カメラ等を付けてギリギリ5㎏程度?
 なおこれを載せる場合はカウンターウェイトは増設します。


 焦点距離的にいうと500㎜以上は厳しいという範囲になり、風があると結構揺れるのでしょうが、電源的な課題がないので気軽に使えるシステムなんですよね。


 などと考えずに、さっさと大容量ポタ電を入手すべきとは思います。