太陽モザイク写真
小口径のΦ40㎜太陽望遠鏡は1回の撮影で光球全体が1枚の写真で撮れますが、Φ72㎜にDaystarQuarkProminenceアイピースを用いて詳細な写真を撮ろうとすると、1枚で全範囲が撮影できません。
モザイク写真を作成するために、太陽光球を4分割して撮影したもの。
「太陽色」を付けています。
いつもこの仕様で見ているので次に示す「太陽色なし」との比較をしたことがありませんでした。比べてみると、黒点周りの白斑が白っぽく見ていていて、情報量としてはこちらの方が多いような気がします。
これは「太陽色なし」。
どちらを選ぶかは趣味の問題?
モザイク合成の結果。
4枚の写真は+αの処理はせずに、出力して合成したもの。
上2枚、下2枚はほとんど同じ色調ですが、上下で見ると随分と明るさ/色合いがずれています。
右側の上下で見ると、右端辺りは上下で明るさ/色合いにあまり違いがありません。対して、右側写真の左寄りで比べると、上下の違いは顕著になります。ですから単純に上を明るくするとか色合いを変えたとして、全範囲で上下が合うということはなさそうです。
実は行うべき処理、例えば「フラット処理」をしていないのもズレている理由の一つなのですが、現在所持しているフラット処理機材は夜明け頃の天文薄明時間で行うものなので、昼日中用のフラット処理は現時点でできません。
ちなみにこちらは「太陽色なし」で合成したもの
あまり見た目は変わりませんね。
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