太陽が出ないことには
太陽は多少の雲があっても観察可能ですけども、ベタッとした全天曇天だとさすがに無理
現時点でΦ72鏡筒での観察システムは確立していて、これはこれできれいな太陽像が見える状態になっています。
でも手持ちの機材でまだ太陽観察を試みていないものがあり、まだまだ可能性があるのではないか、あるいは作業が簡単になるのではないかという案件があり、次回試してみたいと思うものの、太陽が出ないことには始まりません。
① Φ120㎜での太陽像のチェック
Φ120㎜焦点距離600㎜はアクロマートレンズ屈折望遠鏡なので、星空/月を見ると色収差が出て、色付きでない画像を見慣れた者にとっては「何だこれは、、、」という劣化した画像になっています。
しかし太陽観察では滲んで見える他の波長帯の光を全てカットして、Hα線のみに絞って太陽を見ることになるので、色収差は全く問題なくなります。
Φ120㎜は手持ち屈折鏡筒の中では最大口径で分解能の優れているため細密な太陽像が見えるものと期待していて、当面は焦点距離600㎜の基本構成で太陽プロミネンス等を観察してみたいものと思っています。
そして引き続き、レデューサをいれて太陽全球像を見てみたいものと。
上記写真は現行の構成に22㎜延長筒を加えたもの。
レデューサはセンサからの距離を離せば焦点距離縮小率が大きくなる(当然限度はありますが)ため、この構成で全球が見えるかどうかも確認したいところです。
② 太陽ファインダの活用
望遠鏡鏡筒の横についている黒い俵状のものが太陽ファインダーです。
仕組みは簡単で先端側に穴が開いています。後ろ側がすりガラスになっていて、これに焦点合わせの同心円が書いてあり、すりガラスに映る太陽像を中心に持ってくるように合わせるだけのものです。恥ずかしながらまだ使いこなせていません。
従前はΦ40㎜で先に全球撮影をして、その後Φ72㎜で拡大撮影していたため、Φ72単独での太陽導入をしていませんでした。
現状、Φ72㎜単独で全球像と拡大像が見られるのでΦ40㎜を使わない芯合わせが必要であり、さらに言えば①のΦ120㎜化するとなればこの俵で太陽を導入できるようになる必要があり、練習練習。
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