口径の暴力
「口径の暴力」という言葉が天文界隈にあり、望遠鏡の口径は乗り越えがたい障壁になります。
前回7月の一時帰国で持ち帰ったΦ203㎜シュミットカセグレン鏡筒。
星のシーズンは11月以降であり、7月に持ち帰っても使い道がないとは思いましたが、幾らかでも晴れ間があれば事前練習した方がいいわけで、昨晩、パタヤは大雨でしたがその前に望遠鏡を出してつかの間の月観望。
中央左寄りのクレータは「ティコ」
地動説の根拠となった天文データを集めたデンマーク貴族ティコブラーエから名前をとっています
ティコに隕石が衝突した際に、四方に飛び散った岩石粒の軌跡が「光条」となって見えます。
コペルニクス・クレータの3段4段の段丘クレータが見えています。
画角中央縦に連なるのがアペニン山脈。
コペルニクスの左上にあるのがカルパチア山脈。
コペルニクスは今後、何度も撮影する対象となりそうです
この撮影は、可視光をカットし近赤外領域を透過するフィルタを用いて撮影しています、、、これは目に見えない光です。
天体カメラは最近太陽撮影に使用しているカメラで、近赤外領域での感度が高く、シャッターはグローバルシャッタ形式で歪みのない画像となります。
EdgeHD800 Φ203 L2032㎜(F10.0)+ZWO AM5
PlayerOne Apollo-M Max+IRパスフィルタIR640
SharpCapPro+ASIVideoStack+RegiStax6
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