当面の目標 Arp273
Arp273という銀河あって、「相互作用銀河」というものらしいです。
近接する銀河がお互いの重力圏に入って衝突あるいは通り過ぎてお互いに作用しあう、、、というもの。
随分と昔のこと、ハッブル宇宙望遠鏡が何周年目かで撮影を行って、天文界隈では天空のバラみたいな表現で著名になったようです。
この銀河を見てみたいものと思っています。
Arp 273 - Wikipedia
上の左の写真を見ると、
・上側の銀河の「腕」が下側の銀河に引き寄せられてほどけそうになっている
・下側の銀河は捩じられて撚れています
実際に詳細観測すると、下側銀河の中心核は明るく輝いており、銀河同士の相互作用によって爆発的な星生成が引き起こされているとのこと。
実は私の使っているアプリだとArp273は出てきません。
Arpは「変な形の銀河」を集めたカタログの番号のようで、通称程度にしか使われていないようです。
結局、いろいろ当たってみると、上の銀河がUGC1810、下の銀河がUGC1813というらしく、この番号で検索すると無事表示してくれました。
ただし出てくれたのはいいのですが、拙宅のベランダは北西方向に弱く、上記だと午前2時くらいにコンドミニアムの西側から出てきてそのまま西の空に沈み込む経路のようです。
またアプリの表示を見るとほぼ同じ方向にアンドロメダ銀河やさんかく座銀河が見えています。これら銀河も我がベランダからは見にくい対象なので、可能であれば一連作業の中で見たいと思います、
今シーズンの主要テーマの一つは「銀河を近赤外カメラで撮影」。
Φ203㎜+Apollo-M MAX+赤外パスフィルタで電子的に浮かび上がらせるつもりです。
Φ203は本格的に使い始めていろいろな課題が出てきましたが、この組合せなら現時点までの問題点はクリアできそうです。
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