ロイクラトーン祭
11月の満月の日はタイの伝統的なお祭り ロイクラトーン
ロイは流す、クラトーンは灯篭。だから灯篭流しの意味。
ちょうど満月が上がったところ、木星が画面中央上方に見えます。
ビーチでは大音響で歌謡ショー
そして北風に乗ってコムロイ(空飛ぶ灯篭)が編隊をなして飛んできます
私がパタヤに来た頃は、コムロイといえばタイ北部チェンマイ辺りの風物で、パタヤでは珍しかったように記憶しています。
そして来タイして直ぐの頃に、パタヤではコムロイ禁止令が出ました。
電線が焼けて停電したり、火災が起きたりしたため。
確かその時には浜辺でコムロイを販売するのも禁止になったはず。
でもタイの常で、禁止令は後追いに出て、次の年のロイクラトーンになればまたコムロイが飛ばされる、、、そして火事になりまた禁止令、、、
無事離陸
ビーチロードの歩道には切れ目なくクラトーン売りの店。
50バーツくらいから250バーツ(200-1000円)程度。
全部売れるとは思わないんですよね。
しかも、キワモノ中のキワモノ、今晩売れないとゴミですし、何か他のものに流用もできません。この店は照明を立てて売る気十分ですし、愛嬌のある女の子が客に声をかける店もあれば、薄暗い中でじっと前を過ぎる客を見ているだけの店もあります。
自作する人も多く、食パンの真ん中に線香を立て花で飾り立てる程度のものも。
女の子はカメラを向けるとちゃんとポーズを取ってくれます。
伝統衣装を着飾った令嬢風もいましたが、男どもがガードしていて写真は撮れず。
ちなみにこの店のクラトーンは麩菓子で出来ています。
魚へのタンブン、すなわち魚の餌になるようにとのことと、昔からのバナナの幹を輪切りにしたクラトーンは分解されるのに時間がかかり環境問題になっていて少数派になりつつあります。
歩道で購入したクラトーンは海に入って流します。
膝のあたりまで水が来るところで、待機している少年たちに渡します。
少年たちは沖合までクラトーンを運びます。
クラトーンに仕込んである10バーツ硬貨がお駄賃です。
日本人だと、自分が流した灯篭が段々と遠くなっていく姿を見て感傷に浸りますが、タイ人は少年たちに渡した時点で直ぐに浜辺を目指し、行方を目で追うようなことはありません
実際、海で波があり、すぐに沈没してしまうのですけどね。
ビーチロード沿いのバービアは健在で、賑やかな音楽を流していて、これはロイクラトーンには関係なく毎晩です。
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