タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

タイの国立公園とは

 タイの国立公園に日本人が観光客としていく、、、というシチュエーションがあるかというと、仮にあるとするとタイ南部の島嶼地域にスクーバ等を楽しむということぐらいだと思います。
 観光客の皆さんはチェンマイなどの都市、アユタヤやスコータイなどの遺跡を訪問するのが一般的で、交通機関も満足にない国立公園を訪れる人は少ないと思います。


 私的にいうと、
① ビルマ国境山岳部は野鳥の宝庫。特に標高が高い涼しいところを好む低地では見られない野鳥が多い
② 山間部にあり周辺に人家がないので夜空が暗く、星見の適地。


 という、まさに日本的な国立公園的の意味合いで滞在、訪問しています。

 これは国立公園職員が銃を構えていて、負傷した職員に救急医療を行っているという演習風景です。


 タイには国立公園と野生動物保護区域、そして禁猟区などの名目の国家が管理するエリアがあります。


 私的にこれらを分類すると
国立公園
 キャンプサイトや滝があって水浴びできるなどのエリアが設定され、一種の行楽地であり基本的にお客さんウェルカムなエリア


野生動物保護区
 辺鄙なところにあり、キャンプサイトもあるが全体的に控えめ。立ち入り制限されている場所もあり、大勢の人に来てほしくないという主旨の場所


禁猟区
 市街地に近く一般市民が多く立ち入る場所であり、銃等による狩猟が禁止されている区域


 上記のわけは利用者として見た場合の施設から受ける印象でまとめています。


 基本、国立公園も野生動物保護区も国有地で、私権が制限されています。
 もうちょっと踏み込んでいうと、王様の土地です。
 だからそこの職員さんの基本的な役目は土地を保全すること、土地の管理人さんです。


 合わせてタイは大陸国家なので、カンボジアラオスビルマと陸路で接していて、人の出入りは基本的に国境事務所での出入りのみが許可され、それ以外での通行は✕です。


 ところが通称「自然国境」といわれていますが、付近の住民は隣に訪問するような感じで自然国境を越えて出入りしています。またパスポートを見られるとまずい人たちは、自然国境を抜けてタイに密入国、隣国に密出国しています。


 そして自然国境の多くは国立公園や自然保護区域として管理されています。


 よって国立公園職員さんはライフル銃を持ってエリア内を巡察して、密入国者を逮捕したり、貴重野獣を密漁する他国人の取締りを行い、時として銃撃戦になるわけです。


 この辺りの雰囲気がわからずに隣国国境に接する国立公園を訪問しようとすると、時に不審人物として警戒されることもあるので注意が必要です。