短い延長筒を外す方法
こんなの常識、、、と言われるかもしれませんが、海外で一人でいろいろやっていると細かいことで悩んでしまうことが多くって、、、
シュミットカセグレン式鏡筒は、厳格にピントの位置が指定されていて、その位置にカメラのセンサが来るように延長筒という筒状の部品で位置決めします。
カメラの種類等によって、中に挟まる延長筒の長さが変わってくるので、この長さに合わすべく、通販で延長筒のセットを3セットほど購入しています。
指定の長さに組んだまではいいのですが、他に転用しようとしてもネジが噛んでしまって外そうとして外せなかった事例が2例ほど。
左は長い延長筒に短い延長筒を付けた例
右はカメラのバレルに短い延長筒を付けた例
ともに回そうとしても手が滑ってしまい外せませんでした。
潤滑スプレーを使っても副作用の方が多そうです。
以前、氷でメスネジ側を冷やして回したことがありましたが、これらの場合はダメでした。
短い延長筒側にガムテープを巻いて滑り止めにした解決策
右はガムテープを全周廻して滑り止めにしたところそのまま外せました。
左は掴み代が短すぎたため、別途延長筒を緩くつなげ、両方を跨ぐ形でガムテープを回して滑り止めにしたところ、外せました。
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自己弁護すると、多分、20代まではこのような外し方を見聞きしていたと思います。ガムテープではなくて手ぬぐいを巻けみたいな形で。
私自身は工学部出身で、エンジニアとして生きていましたが、主に設計/計画畑で自分で手を動かして物を作ったわけではないので、多くのTipsを忘れてしまいました。
多分多くのことを忘れてしまっても、それで生きていければいいわけです。
でもリタイヤしていざ手工芸的な天体機材のガチャガチャを行おうとすると、10代の頃に見聞きして20代のころまでは覚えていたちょっとしたことが思い出せなくなって、今回も随分と悩みました。
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